信頼関係

勤務先から帰って一休みした後、今日もミーこを連れて病院に行く。
「ミーちゃんいくよー。」とこえをかけると　ミャーと返事をして私の懐に入る。

助手席に座ると　私の顎に自分の頭をこすりつけてくる。
さらに肩に顎をのせ　私のほっぺたに自分のほっぺたをぴったりつけてくる。

もし、私たちがこのままどこかにおいて来ても何も言えず、交通事故にあって死んでも誰にも弔ってもらえない。そんな事をされるなんて考えてもいないだろう。

少しの疑いもせず、自分の今の状況を受け入れ　飼い主にすべてを任せられる。
人間をここまで信頼してくれるミーこの心が愛おしい。

我が家には４匹の猫がいるが、それぞれ性格があり甘え方も違う。
今のところまず、重症のタマちゃんからスポイトで水を飲ませるが、
タマちゃんを抱いている間ほかの３匹は、テーブルの上とか　カップボードの上とかで見守っている。そして順番に自分の番が来るのを待っているかの様に
私の膝で甘える。

そんなこんなでいつも時間がかかり、せっかちの夫は　たぶんイライラしているだろう。
しかし、夫も大きな手術をして神様に命を頂いてから、ずいぶん丸くなり
動物に優しくなった。人も動物も命は一つ大切なことに変わりはない。

それにしても、猫たちにはこんなに信頼され　私の姿を追いかけて甘えてくれるのに、子供たちと言えば　ゆっくり話をすることもなく、食事はしているか？
睡眠はとっているか？風呂には入っているのか？と、何時も心配ばかりかけ
たまには猫と入れ替わってほしいものだ。

男の子は結婚すればお嫁さんの実家に行ってしまう・・・と友達がなげいていたが
、母親とはさみしいものだ。

こんなに心配していても顔を見れば　サバサバな風にしか表現できない私は
あまのじゃく。まあ　いいか

お袋さんだもの。強がって頑張るか！？