日本で唯一の2線並列式ケーブル線である近鉄生駒ケーブル宝山寺線のうち
太平洋戦争中に不要不急の線路として撤去されていた2号線の復旧に際して
導入された車両である。
昭和28年にコ3号、コ4号の2両が製造された。
製造を担当したメーカーは近畿車輛である。
製造時の車体愛称としてコ3が「すずらん」、コ4が「白樺」と命名されていた。
車体は普通鋼鉄製で傾斜角は8.45度である。
正面は3枚窓で左右の窓はパノラミックウインドウとなっている。
また、正面及び側面の車体の屋根の肩の部分に明り採りの窓を設置している。
ヘッドライトは正面上部中央に1つ、テールライトは正面下部左右に1つずつ
設置されている。
塗装はコ3号がクリームと赤のツートンカラー、コ4号がクリームとブルーの
ツートンカラーである。
行き先表示については側面中ドア横の窓に札差を設けている。
客室は固定式クロスシートで扉間が4人向き合わせ、両端の座席は進行方向を向いた
展望席となる。
ドアは片側3ドア、片引き戸で車体の構造上、戸袋を設けられないため、
外吊式を採用している。
巻き上げ機は交流誘導モーターでブレーキ装置はテオドルベル方式である。
パンタグラフは小型のものを4基搭載しており、片方が巻き上げ機のある
運転指令所への連絡用、もう片方が客室などへの電源供給用である。
なお、後年、指令所への連絡手段が無線化されたため、現在は片方2基の
パンタグラフが撤去されている。
また、コ4号には荷台車用の連結器を有する。
1号線が旧型車コ1形だった頃は日常的に運行されていたが、設備の老朽化に伴い、
1号線の車両の置き換えが行われた平成12年以降は1号線の点検時や混雑時、
乗務員の研修で運行される程度になった。
また、この更新に合わせて生駒山上遊園地のイラストを車体全体にラッピングされ、
愛称もコ3号が「ゆめいこま1号」、コ4号が「ゆめいこま2号」に改称されている。
○宝山寺駅に停車中の「ゆめいこま2号」。山上側から。
太平洋戦争中に不要不急の線路として撤去されていた2号線の復旧に際して
導入された車両である。
昭和28年にコ3号、コ4号の2両が製造された。
製造を担当したメーカーは近畿車輛である。
製造時の車体愛称としてコ3が「すずらん」、コ4が「白樺」と命名されていた。
車体は普通鋼鉄製で傾斜角は8.45度である。
正面は3枚窓で左右の窓はパノラミックウインドウとなっている。
また、正面及び側面の車体の屋根の肩の部分に明り採りの窓を設置している。
ヘッドライトは正面上部中央に1つ、テールライトは正面下部左右に1つずつ
設置されている。
塗装はコ3号がクリームと赤のツートンカラー、コ4号がクリームとブルーの
ツートンカラーである。
行き先表示については側面中ドア横の窓に札差を設けている。
客室は固定式クロスシートで扉間が4人向き合わせ、両端の座席は進行方向を向いた
展望席となる。
ドアは片側3ドア、片引き戸で車体の構造上、戸袋を設けられないため、
外吊式を採用している。
巻き上げ機は交流誘導モーターでブレーキ装置はテオドルベル方式である。
パンタグラフは小型のものを4基搭載しており、片方が巻き上げ機のある
運転指令所への連絡用、もう片方が客室などへの電源供給用である。
なお、後年、指令所への連絡手段が無線化されたため、現在は片方2基の
パンタグラフが撤去されている。
また、コ4号には荷台車用の連結器を有する。
1号線が旧型車コ1形だった頃は日常的に運行されていたが、設備の老朽化に伴い、
1号線の車両の置き換えが行われた平成12年以降は1号線の点検時や混雑時、
乗務員の研修で運行される程度になった。
また、この更新に合わせて生駒山上遊園地のイラストを車体全体にラッピングされ、
愛称もコ3号が「ゆめいこま1号」、コ4号が「ゆめいこま2号」に改称されている。
○宝山寺駅に停車中の「ゆめいこま2号」。山上側から。