みなさまご機嫌いかがですか?
来週は「フィッシングショー大阪」ですね。
私は金曜日に(一応業者なので・・・)見学に行ってきます。
岡田商事さんでは、新しいMINNKOTAやHUMMINGBIRDが出るとの事で、
お呼ばれしておりまして・・・で、業者のみなさま、見かけたら声を掛けてください。
一緒に回りましょう、HONDEXさんやキサカさんなど見所満載です。
話は変わりますが、先日のサンキャット、もう売れてしまいました。
日産マリーンのE所長から、「試乗希望があるが、売ってもいい?」と電話が、
「もちろん、売ってください」で、日産HPへアップして1週間も経たずに・・・
さすが大人気のサンキャットシリーズ、購入者は以前にもサンキャットに
乗っていたとの事で・・・・お買い上げ有難うございます。
さて、お題のヤマハ8CMHのインペラー交換です。
まず、シフトシャフトを分離し、ロワケースをはずします。
8CMHはここでシフトシャフトを分離します。次いで4本のボルトをはずします。
ロワケースが外れました。ポンプケースを分解します。
(さあ、写真をクリック、拡大、拡大!)
おっと、ポンプケースに破片が・・取り除いて・・インペラーと合わせてみて、
今回は1羽根だけでした。バラバラの場合でも、可能な限りこのパズルをして
破片を確認しましょう。パズルをすれば、上部に吸い込んだか推測できます。
回り止めの「キー」です。「キーウッドラフ」が正式?
ここまで錆びていたら、迷わず交換してください。¥360-でした。
好評の新旧比較コーナ~、羽根が曲がっているだけでも
水を上げる能力は低下します。
インペラーは消耗品です。最悪でも3年ぐらいしたら交換しましょう。
8CMHは、プレートをはずすとこのように針金で水の通路を確認したり
掃除したりが可能です。インペラーバラバラ事件の場合、ここまで落ちてきている
ことも多いです。(写真をクリックすると拡大します)
さて、次は組立です。
ポンプ内部や水管が刺さるところには、薄くグリスを塗りましょう。
組立がしやすく、いきなりインペラーが熱で壊れたりするのが防げます。
薄くです。塗り過ぎはダメです。
ポンプを止めるボルトですが、以前修理したサービスマンの方は液体パッキンか
硬くなる(高級な)シリコンを塗っておられたようです。
ボルトに付いた液体パッキンを掃除して組み立てます。
私は、液体パッキンではなく耐水グリスを塗ります「グリス派」です。
どちらでもOKです。
写真で見えているパイプが、ポンプからパワーユニットに冷却水を送る
吸水管です。8CMHは固定がしっかりしているので、そのままロワユニットを
取り付けても大体勝手に刺さりますが、メーカーやタイプによっては
指先で誘導したりしないと刺さりにくいものもありますので、
できれば刺さるまで可能な限り目で見て確認しながら
取り付けましょう。
シフトシャフトのジョイント部のゆるみ止めのナットには
ロックタイトを塗りましょう(中強度)
勝手に外れたり、塩かみで次に緩まないなどトラブル防止のためです。
係留の8CMHで、このナットをはずそうと・・・ボルトがネジ切れること
たまにあります。
さて、次はギヤオイルの注入です。
冬なのですでに、数日前から排出中です。(容器で受けて)
我々業者はこのような専用のギヤオイル注入ポンプで注入しますが、
大抵ギヤオイルの容器はチューブ状になってたりしますので、
直接入れていただいてもOKですね。
ドレンボルトのパッキンは、必ず新品に交換です。
再使用はダメです。再使用してここからオイルが抜けたり、水が入ったり・・・
たまにおられます・・・・南無阿弥陀仏・・・チーン。
下から注入して、しばらくすると(冬はオイルの粘度が高いので、
時間が掛かりますが・・・)うえの穴から漏れてきます。
できればすぐにやめず、オイルと一緒に空気が「ブチュブチュ」と
言うのをやめるまで、入れ続けてください。
オイルのみ垂れてくる状況でドレンボルトを締めれば100点です。
さて、もう一台のスズキDT-6も同じ修理です。
DT-6はこの部分でシフトロッドをはずし、接続します。
この部分ですが・・・私は少し苦手です。時間を食います。
そして、やはりこういった部分には・・・・
ロックタイトです。
便利です。
あっと、TさんがDT-6やアルミボートを取りに来られました。
本日のブログはここまで、
閉店ガラガラ~(笑)