今日の午前中にからす対決を引き取り、勿論、会計あなおそろしや~、であるが、
でてきた結果も、恐ろしいものであった。
何度か、病院から家に電話で報告があり、
穿刺で癌細胞が出ない事、レントゲンで肺に転移が無い事、血液検査が前回よりいいこと、オペに耐えれる事、
結局29日(皮肉にも母親の4回目の月命日)に乳を1つ繰り抜くことに同意した。
入院記録表にはオペは12時30分~14時までかかっている。
「先生、前回のように助けてください、すべてお任せします。」と、家で待機した。
そして、麻酔覚醒後の電話で、今日の10時以降に受け取りとなる。
前に書いた様に、寒い時期到来で、お猫が布団にテンコ盛り、
あまりに重いので、コタツ(ちなみに我が家ではゴキブリホイホイならぬ、猫ホイホイと呼ばれている)を出して、猫が閑散としていたが、
オペ後に性格が変化、私の布団から離れなくなってしまったからす対決が、ここ二晩居ない事が妙な感覚であった。「添い寝を可愛く思ってしまって、参ったな~」である。
受け取りに行くと、まず、エコーでは乳の下に肉腫でなく、水(リンパ)の袋がぷかり写った画像のコピーをいただく。
その袋をめがけて2回穿刺し、でてきた細胞を染めたプレパラートをパソコン画面にとりいれて、それを見ながらの先生のご説明があった。
癌細胞はどうしても見つからない、そしてリンパ球が異常に多い、
普通、リンパ球は大・中・小の数が、あるバランスのもとに成り立っているが、
からす対決はそのバランスが崩れ、リンパ腫の可能性がある上に、
その顔つきも多分、かなり悪性である。
細胞診は年末、年始にあたってしまい、診断に時間がかかるが、切除した乳房は、今、癌細胞がでてなくても、おそらく乳がんにかかっているか、何らかのガンでリンパの流れが止まっている。
猫の乳がんは一列とるが、そうしたとしても予後が悪い、多分この仔も長生きは出来ない。
乳がんでなくても、リンパ腫で化学療法はある、しても、この増殖では予後が悪い。
検査結果は年明け、抜糸は2週間後という事で、化膿止め、痛み止め、病院のエリザベスを外し、家の物をつけるということで、鳴きっぱなしのきゃらすと帰った。
猫は前回と違って、何かされるという恐怖心で一杯の上、エリサベスで家中をぶつかってパニックを起こしている。
そのまま家に残し、次は
父の面会、散歩、電気屋で炊飯器購入のついでにペットショップでエリザベスを探すが良い物がない。
父は父でいくら尽くしても、(職員さんには紳士であるけど、)勝手な事をほざいて私に反抗している。ザルに水、何をしても何もしてもらえないという記憶が無い状態であるので、有名アニメの顔無しのように空虚である。
今日は施設で餅つき大会もあり、餅を詰まらせた場合の吸引機つきのレクがあり、私達の分もいただき、味も良い。気配りや清潔さに此処に来て良かったと思うのだが。
とにかく空しい用事を済まして帰宅すると、からす対決は、からすでなく、
いない間も抜けないエリザベスと対決していたようで、疲れ切っていた。
洋服も駄目である。遠山の金さんになってしまう。
能天気だったのに、エリザベス、洋服、投薬、私を見ると怖がっていて可哀想である。
あまり悪さをしない猫なので、全てを外してみると、
体重は変化ないのに、ぺたんこになって安心して布団の中で泥のように眠りこけている。今回は本当にへたばっている。顔つきが違う。
父親も脳の病気で、いくら父の幸せを常識的に考え、実行しても、から周り、
「人としての理性がどうよ」と思うけど、
猫にとっての幸せについて、
今後の治療も、(私が猫の変わりに考えるわけで、)実に悩ましい限りである。