一旦、日常に帰る

曇り。

昨日やった事は、義兄の安置されている義実家で、
いつの間にかご近所からワラワラ湧いてきた爺＆婆＠義母の親友やの人々にお茶を出し、
その茶碗をせっせと洗う係りであった…。
まさしく昭和の風景！
日が悪いとかなんかで葬儀は土日で間が空く。
まさしく日を気にしたり昭和の風習！
名残惜しい御遺族はゆっくりとお別れが出来るとは思うが、私の街のドライな事、
日に関係なくボンボンと葬儀の立て看板が立つ御時世。我が家への帰り道にも数本の看板。
勿論、お義母さんも自分の家の事となれば、昔かたぎのやり方がいいと思っているだろう。
義母はもてなしたがり、来る人来る人に精一杯喋り、
テンションあげあげで、土日の葬式以前にガス欠で倒れそうだ。
義父と言えば、義兄の安置された隣の部屋で帰るなり寝込んでいるし、ヘビースモーカーで咳が以前からおかしい、
その上、ひゅー、ぜー、呼吸までもがおかしく病院の帰りに駐車場で息切れがして倒れそうになってしまう。
ＣＯＰＤで携帯酸素ボンベ機械をカタカタキャリーで持ち歩いている御老人にそっくり。
旦那にしか言えないが、「お義父さん息が苦しそうだ」と相談すると「氏んでしまえ」との回答。
故義兄の様には親孝行でない。今はお義父さんどころでない騒ぎなのは解る。

さて、我が家は半年前に泥棒に入られたし、猫と鳥もいるしで、日が悪いという、その間の何も儀式のない２日間が(泊まるにも旦那の場所しかないし、)困ってしまう。
また、新興宗教の葬儀だと思っていたら、業者が入った普通の葬儀で構わないようで、プロが居ればあまりやる事もない。
夕方、一人で高速バスで帰り、兄嫁に頼まれ喪主を一度は引き受けた旦那はしばらく義実家に泊まる。
この旦那が喪主の話をすると、私達の友達、親戚、誰もが皆が変な話だという。
(その後、旦那と兄嫁は葬儀社と色々打ち合わせ後、ほぼ段取りが付いてしまい、付いた後は喪主は旦那から残された兄嫁に移動＝常識となった。)
また私が当日受付をするのだという。
そこでも変、家の常識を疑われたが、仕方があるまい、私さんが意地悪な義兄弟で引き受けてくれないんですとなっては大変だ。
(ちなみにこの私さん、老人と義両親に大人気！！)
この残された人達と付き合うのは大変だ、
義両親の健康は本当に心配だが…。



帰りの高速バスの風景。
また病院前の高速バスで来た道を帰る。
乗客は数名で静かだ。




何気に鴨ちゃん











東京ドイツ村で夕暮れになり、中国の団体さんが乗り込んできて高速バスは一気に賑やかになった…。
思いは巡り、憂いもあるが、その楽しそうな声に囲まれて、実際に生きている事を実感する。

私はとにかく日曜の葬儀の日まではシャキ奥を務めるべく、だからダラダラ寝ていてはイカンので、
今朝は一番に近所の内科に行き甲状腺の薬と秋の花粉症の薬。(花粉症の薬が眠気を誘うが。)
その時に主治医と雑談、義兄が昨日の朝に亡くなった事などを言う。
先生は乳がんと大腸がんについては家族性のものが多い＝遺伝があると判明してきたそうで、
近頃とにかく癌患者が増えた、早期発見が一番、「ちゃんと内視鏡で検診してよっ！」と言っており、
何故かホットな芸能ニュース、北斗○さんの事も口に出した。
帰り道に暖かそうな婦人服をお義母さんに三着買い求め、家に到着し、
親切屋ケンちゃん、葬儀実行委員会で現在ハイな旦那に大腸がん内視鏡を受けるように携帯に電話。
私の言う事を聞かないので、御遺体もあるうちに釘をさすつもりなのだが、
多分自分にはこういう不幸(癌)はあり得ないみたいな感じ、糠に釘だろう…。

それと昨夜、「粗相だらけだろう」と覚悟して玄関の鍵をあけたら、
猫達は昨日は粗相すらもなく大人しくしていたようで、ゴハンもいつもより食べていなく、
犬でもないのに飼い主が居ないのにしょんぼりしていた。(今までは無かった、自由にマイペース)
あちこち戸締りされて薄暗い部屋になっていたインコ達もそう。
昨夜、寝床に来たきーじの嬉しそうな顔、ぴったりくっついて片時も離れない。

そして今日は粗相ばかりしている！
飼い主＝愛情でなく、嫌がらせの対象かっ！