写真で見た限りだが、外国の庭園は、大体、軒下には犬走りでなく、
軒下には(居住空間の他にポーチ、テラス、オランジェリーのゆとり空間とかもあって!)お花のボーダー花壇で、家全体がお花に囲まれ、軒にもハンキング、家の壁と塀にまでつる性の植物をつたわす花満艦飾が多い。うっとりだ。
こんなに狭いのだもの、縦も有効に使いたいとは思った。
またテクニック的に小道はわざと曲げて広く見せるとか、
道は作らないで、高温多湿も気にせず、飛び石のみ置いた方がさらに一杯植えれるとか色々ね。
しかし、脳内空想では楽にほざいても、
土は固く、ガレキは土のう袋40袋以上、木の切り株2つはてこの原理で動かす大きさ、大谷石は重かった。。。
途中、実家の手入れされた庭のように、「人は死んだら何ももっていけない、また植木が可哀想、だから庭などしないで放置」などの後ろ向きな気持ちとの闘いもあった。
でも、住んでいるかぎり雑草抜きは、コンクリにしないと永遠に続くし、コンクリは駐車場だけで勘弁、基本嫌だった。
人生は一度だけ、好きな花も育ててみたいし。
何よりも、同じ地面で、雑草抜きでため息よりも、花でため息のほうがいい。
あと私は非常に夏に弱い、だからこそ夏にワクワクを一杯詰めたい。
様々な庭の写真を見て、病気や歳を取った時でも楽なように、(気持ちは沢山植えたいけど、)それより、
なによりも狭かろうが道は出来るだけしっかりとる。(手入れのために花壇中にも大谷石で飛び石をおいて苗を踏まないようにとか)今回は動線を重視した。
軒の犬走りもそう、歩きやすさ重視、あえて我慢して植えない、鉢、プランターも我慢、叔母に引き取ってもらい、レンガ以外敷かないようにした。
花のないシーズンでも、庭の骨格がはっきりしており、手入れはしているんだなとわかるだけで良いと思った。冬枯れの庭も好きだから。
植栽に関しては温暖化なので、高温多湿に強そうなもの、常緑で目隠し、シルバーリーフなものなど。そして、ハシゴもいらないせいぜい樹高3m位のものにした。素人でも剪定簡単、もしくは暴れないもの。特にフェイジュアはカタログ等の写真では今一であるが、庭に植えると産毛がとても可愛い木だと思う。
自分で出来うる対策で、高温多湿については、
除去した土のうのガレキで嵩が減った分、結局土が入用なので、土壌改良剤とか腐葉土をすきこんだ。また、以前どおり、大谷石でレイズドの花壇にし、道より一段高くし排水しやすくした。
(残っていた植木の移動は可哀想であったが、今現在、改良した土に以前より元気に育っている)
そうやって、動線を重視していき、池も約一坪ちかくあるので、植えられる面積が8坪の半分の8畳になってしまった~~~。それは結構淋しかったし、デザイン的に作っている途中も散々迷った。
人は年々歳を取るのだから、メンテ簡単にとか自分に言い聞かせても、なにぶん狭小すぎた。狭小庭のテクニックの曲がったライン、アイストップ、フォーカルポイント、「なにそれ盛り込めないわよ」という狭さ。
一目でみわたせちゃうんだから。
それで、ホームセンターで激安のアーチ、ネットで沢山検索、最低価格の店から半額の藤棚を取り寄せ、縦の面積も増やしてみたりもして、ジタバタあがいてもいた。笑。
ついでにダンシャリがてら、最後にブランコだったのに無理に私が足をつけた椅子を(猫のトイレの上に置いてカモフラージュしていた)運び出して置いて、使用しながら朽ち果てる計画で置く。
実際、扉の向こうの駐車場からの荷物を置いたり、座ったり、かなり便利である。
はじめはベンチが花につつまれることを夢見て置いたのだが。
こうして、100円均一で二袋の種から、ワゴンの秋の売れ残りの球根を仕込んで春をまったのである。
つづく