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ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

天まで届け

2019-03-07 00:37:33 | 星になった猫達
一日中雨。12-9℃

夜半からじとじとと雨が降っている、私の猫は死んだ。
どんよりとした夜が明ける、

私は、片付ける、
ひたすら猫の生きていた痕跡を消していく、平気な振りをして…。
ペット霊園は予約で一杯、火葬するのは明日の晩だ。
関東 帰宅時は落雷・突風・ひょう・短時間強雨の恐れ
私以外の沢山の不幸があって、役目を果たし終えた飼い主がいるわけだ、
それでも、こんな泣いたような日には、、、
猫も天に昇って行かれないのではないかと思う…。

闘い終えた後は、低血糖と、手が震えるほどの疲れと、
へとへとなのに、嫌な夜勤明けのような興奮が待っていた。
だけど、死と病気についてとか、だからこその未来の事など、
いつものようには考えたくなどなかった。
何も建設的な事など、一切考えたくなかった。
(私は、今日はあえて超くっだらない話をした、ご迷惑をかけた方々、申し訳ございませんm(_ _"m))


頑張って、昨夜の晩からの記録をたどろう。

夕方までは猫は喜んで流動食を食べ、7時にトイレに倒れる。
その後はオムツなどせず、籠にペットシーツを積み重ねて寝かせる。

このところ多飲多尿に陥っており、
たまに猫は水を飲みたい様な素振りをしたので、
背中はもうひねれないほど脱水し、皮のテントも出来ずらいが、

10時「これが、おそらく最後の最後の輸液になるなのだろう」と思って輸液を100㏄注意深く入れる。

これが排出できなければ、かえって猫を苦しめる事になる、
渇き気味に管理した方が楽な場合もある。
だからやるとしたら少しずつがいい、
それでも飼い主というものは、
迫り来る死にダメだと思いながらも、あともう一回出来るかもしれないとも思う。

猫は少し楽になったようで、チュールに目を向ける。

しかし向けただけで、初めて口につけなかった、
スタッフ✖もじゃ公◎が美味しく頂きました!

幸いな事は、完全なる腎性貧血ではない事。
血色は良い方だ。
猫エイズウィルスは最初は脾臓をおかし、次から次へと他の臓器を壊していった。
完全なる免疫不全などの、感染症に苦しむことはなかったのが幸いだ。



血色も良ければ、酸欠で苦しむ事もなかった。

猫は低酸素状態に苦しみながら、結構耐えてしまう、
だから私は猫の二酸化炭素によるガス室による殺処分は反対なのだ。



やがて、猫は涼しい方へどさりと倒れる、気絶するようになるが、心音はあった。
11時くらいから勢いよく排尿が始まり、下痢が始まる。
猫はそのたびに移動しては、血圧の変動で気を失ったようになる。
11時57分大量の下痢。
明けて12時5分排尿、瞳孔が大きくなってくる。


手にもチアノーゼがみられはじめ、
12時11分、可愛い下あごの付近が微かにプープー言い始める。下顎呼吸の兆し。


枕を当てて、



12時25分、大失禁、
これで最後だと覚悟した、始末をしてそっと寄り添う。
屋根裏に猫の棺になる段ボールを取りに、数分離れる。
1時06分、その数分で、猫の下顎呼吸は、開口呼吸にとなっており、ほぼ意識はなかった。
そのまま薄い反応で開口呼吸は続き、
1時14分には開口呼吸も、ほぼ止まった、
1時16分には聴診器から、心臓の微かな鼓動も消えた…。

いつものように病み衰えた猫を、出来るだけ綺麗にした。



私は髪をほどき、
一本の髪を、首輪代わりに猫の首に結んだ…。
私と猫の最後の絆である。
さようなら、私の猫。
猫はアイスノンとともに保冷箱に入る。





冒頭にも書いたように、ただただ、痕跡を片付けた。
残った猫達のベットも綺麗にした。






そして、今日は時間を浪費した。
何も食べたくなかったし、だらだらして練習もしたくなかった。
私が弾けたとしても、誰も喜ぶ人などいない現実もある。





それでも、私は、私を慰めるためにも、日が暮れてから練習した。
楽器を手に取ると、やはりやった分だけ良い音だった。

数日前、やいやいがまだ余裕があるときに携帯で録音すると、
(弾いている時は骨伝導で聞いているので)一応バイオリンの音になっていて驚いたものだ。
そして基礎練習、小指、どんどん良くなっている。
私は、私が少しだけ好きになった、
実際、若い時より、年老いた今の方が良い顔をしていると思う。

最後はスラーの練習、
フォルティシモで思いっきり鳴らした、
泣く代わりに感情を爆発させたのだった…。

ffffffffffffffffffffff フォルティッシッシッシッシッシッシッシッシッシッシッシッシッシッシッシシッシッシッシッシッシッシモゥ!!!!!!

天国の猫まで届けと!!




やいやいと私の出会いはここからでした。
重体な猫、あちゃー
2009年8月29日、餌やりさんが持ち込んだやいやい、
毒餌により猫が7匹死亡、生き残った一匹でして、
この日から彼を正常に戻すまで、私の奮闘は始まります。
そして今日、その任務は終わったのです…。
コメント (17)
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