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ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

オリオン座のもとに。

2019-03-08 00:32:56 | 星になった猫達
昨日の続きとして。

昨日と打って変わった晴天。12-5℃




普通に、ごく普通にしている、
だが、眠ることが出来ない。
食欲は全くない、体重や内臓脂肪がみるみる減る。

普通を装いはしても、
何をしても、何を見ても、意味はないと思っていた、
人生は無味乾燥で、私の人生の半分は成り立っていた。
軽い抑うつ状態なんだと思う。





猫との十年、
動物の寿命は人間よりもはるかに短いが、
それでも、私の人生の若い前半にでなく、
私の下り坂の人生の、10年に関わるということは、
私にとっては、深い一部のアイデンティティーの喪失と、
解放(安堵に似た)という大きな意味をもたらした。



とうとう出発の時間になった、
最後の散歩、
夜空に大きなオリオン座、
ゴミゴミした街の光害で写せないけど、肉眼ではハッキリと夜空に浮かんでいた。
(光害で、私の好きなプレアデス星団はもちろん、行方知らずのプレヤードは見えない。)
霊園に到着した直後、包みを解いて、最後の夜空を見せた。




そして、私は茶白の猫を、7時少しすぎに撫で、
私自らが抱いて「頑張るんだよ」と言って窯に置いた。
すぐに着火されて、
ごうというボイラーの音と、熱気とが煙突から排出され、

それを覆うアルミフェンスをカタカタと揺らした…。


待合室の中には、幾つかの知らないポピュラー曲と、ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」が繰り返し流れ、
私が時折外で空を見上げる中、茶白の猫は焼かれた。








置いてある本、
何を見ても虚しかった…。
ただ、絶対にこの曲は綺麗に弾いてやる、それが夢になった。



かって或る人が、他人の子供が死んだ時に、「霊魂が出てしまった以上、肉体は何でもありません」と言うと、母ははっきりした言葉でこう答えた。
「肉体は何でもないでしょうか?私は自分の子供達の肉体を愛しました。私はその肉体が土の下に埋められるのを見てはいられませんでした。子供は私の分身です。私が生んで、可愛がって、洗ってやり、着せてやり、面倒を見てやった肉体は、私には貴重な宝です。」
 どんなものでも生きているものを傷つけ得ないほどに優しい心を持っていた母には、死と悲しみは永久に不可解であった。彼女が育った時代の神なるものは、彼女には理解し得ない存在だった。事実、母は終生、神を理解しなかったのである。
パール・バック「母の肖像」


この文章が脳裏に浮かぶ。
そもそも動物には魂が無いのが定義だとしても、
私たちはこの体を撫で、慈しみ、治療をし、
その体が消えていく…

もしくは、天国でまたペットと巡りあえるのか?という会話を思いだす。

「ヘリオット先生、あたしの犬と猫のことなんですよ、あたしが死んでしまうと、もう会えなくなるんじゃないかと思って、それが心配でたまらないんです。そりゃあ、あたしは両親や兄弟たちとまた一緒になれることは分かっているんですけど……でも……でも……」
「じゃ、どうしてワンちゃんたちとも会えないってんですか?」
「そこなんですよ」彼女は枕の上で頭を揺り動かした。私は初めて涙が彼女の頬を伝うのを見た。
「動物には魂がないんだそうですね」
「誰がそんなことを言うんですか?」
「ああ、何かで読んだことがあります。信心深い人でそう信じている人がたくさんいるのも知っています。」
「しかし私は信じませんね」私は、まだこちらの手を握っている彼女の手を軽く叩いた。」
「もし魂を持っているということが、愛や忠誠心や感謝の念を持つことができるという意味だったら、その点ではたいていの人間よりも動物の方がりっぱじゃないですか。そんなことは心配いりませんよ」
「ああ、先生のおっしゃる通りだといいけど。ときどきあたし、そのことを考えると夜も眠れなくて」
「ミス・スタブズ、勿論ぼくの言う通りですよ、ですからそんな議論はやめましょう。私たち獣医はみな動物の魂について教えられてますからね。」

「でも一つだけは絶対に確信があります。あなたがどこへ行こうと、かれらもそこへついて行きますよ。」
「ヘリオット先生奮戦記(下)ジェイムズ・ヘリオット」



猫は見事な長い尻尾の骨格を見せてくれた、
それを抱いて、スーパーに寄っても、食べたいものが無かった。
珈琲は飲み過ぎだ。
明日はレッスンだ、私の人生はまだ少しは続くのだ、無理やり買い物をした。


帰宅してから気を取り直し、、、



うげげっ!難易度4・5/5_| ̄|○




この10年は何だったんだろう、
いや今までの全てが、無駄のように思える気持ちもあって、

「あんずの流れゆく日々♪ 」のあんずさん、
もしもですが8日の記事が、私の事だったら、本当にありがとうございます。
報われた気がします。
コメント (17)
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