goo blog サービス終了のお知らせ 

ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

F先生からのお手紙

2009-10-22 09:11:20 | 星になった猫達
F先生からのお手紙
2009年10月22日09:07
季節は巡り、日中はちょうど良い温度でも、
朝晩の冷え込みで、また猫ベットに銀紙やらアンカを仕込む日々です。
せっかく省スペースコタツをセットしても、
朝の布団は猫みっしり、猫の金縛りにあい、ガリバー状態になってしまっています。
へらちゃんの部屋は、今は、すっかりやる気が失せて、あの壊したまま放置の状態です。
また、今年後半11,12月は押せ押せの予定の上、現在体調も崩しています。汚部屋・汚庭です。。。
皆様、読み逃げごめんなさい乙女座
昨日、お世話になっている先生からのお手紙、スタッフの皆様の心温まる寄せ書きがポストに届いていました。



 ○○様、へらちゃんのご逝去を心より、お悔やみ申し上げます。

 2009年9月19日、へらちゃんは、長期の食欲不振で来院されました。粘膜が黄色に変化(黄疸)が、認められ、上腹部に腫瘤を触知しました。
超音波検査では、腫瘤は、肝臓で、全体がモザイク状の変化を認めました。 針吸引検査を行った所、リンパ系細胞集塊と思われる独立円形細胞が多数認められ、他に核の大小不同を伴う肝細胞と思われる細胞が、採取されました。
 悪性腫瘤が肝全体に広がっている物と考え、緩和的な療法として、プレトニゾロンによる消炎鎮痛療法を行いました。  10月5日、腹水貯留をみとめ、10月8日、永眠しました。

 へらちゃんは、もとは野良猫で、骨折していた所を、保護され、治療を受けられた子でしたね。
レトロウィルスに感染しており、骨折や歯周疾患を患い、野良生活であれば、すぐに寿命がおとずれていたのを、○○様が、引き取ってくださり、不自由ない生活をおくることができたのだと思います。
へらちゃんは、そのことに感謝して、安らかに眠っていることと思います。

 先日、病理専門医に、へらちゃんの針吸引病巣を診ていただいた所、組織球肉腫ということでした。組織球肉腫は、猫では、稀なため、抗癌剤のエビデンスは、ないということでした。 犬では、抗癌剤のエビデンスが、示されているものの、予後が悪いです。
組織球は、免疫の細胞で、抗原を捕えて、リンパ球に提示する役割があります。 組織球の悪性腫瘍化が、組織球肉腫です。




へらちゃんは助からなかったけど、
いつもこんな素人に一生懸命に説明してくださり、
その死後も病気を追及、治療について考えてくれる素晴らしい先生に出会い、
へらちゃんも私も幸せだと思っております。
へらちゃんの症例が、いつか生かされるようにと思います。
何よりへらちゃんのような動物の遺棄が減るように願ってやみません。
そろそろ、お外の子は、餓えと寒さのシーズンです。
短かったへらちゃんや、政宗と暮らした経験からも、
一日一日を大事に暮らそうと思うのですが、なかなか難しいです。
お金もないですが、せめて体力、気力、豊かな発想が欲しいところです。

現在、薬物中毒患者の新人「やいやい」のシャー・フゥーの罵声と、猫パンチな暴挙が止まりません。。。これも、どうなるのか。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする