- 空は高く青く ―始まりの終わりの日―
- 2011年02月17日14:37
私の初めての猫であり、
その後の私の生き方を大きく変えるきっかけとなった
茶トラ×白の「らっぴぃ♂」は、
「家無き猫について考えてねキャンペーン」を、私に教えつくして、
2月12日午前3時10分に、静かにその任務を終えて旅立ちました。
その後の私の生き方を大きく変えるきっかけとなった
茶トラ×白の「らっぴぃ♂」は、
「家無き猫について考えてねキャンペーン」を、私に教えつくして、
2月12日午前3時10分に、静かにその任務を終えて旅立ちました。
とても大人しいのに、雄弁、
人を信頼しきっており、でもしつこく無く、
いつこちらの都合でひょいと抱いても、
爪すらも出さず、体を上手くあずけ、
人の動きに、小さく鳴いて返事か、ひらひら尻尾を振って反応をするいい猫でした。
私の脳を「猫とは暮らしやすい、らっぴぃは偶然幸運だけど…」と洗脳し、後が続くわけです。
人を信頼しきっており、でもしつこく無く、
いつこちらの都合でひょいと抱いても、
爪すらも出さず、体を上手くあずけ、
人の動きに、小さく鳴いて返事か、ひらひら尻尾を振って反応をするいい猫でした。
私の脳を「猫とは暮らしやすい、らっぴぃは偶然幸運だけど…」と洗脳し、後が続くわけです。
「らっぴぃ」もどんどん自分の生活範囲が狭まるわけですので、(あれこれ工夫はしましたけど、)不自由だったと思いますが、飼い主孝行なことに、後輩と喧嘩を売られても喧嘩せずに、
18年以上長生きをしてくれました。
晩年まで大病もせず、腎不全も有りましたが、
最後は心臓が弱り、3日間だけ寝たきりになりました。
また年とともに、特に最後の数ヶ月、後ろ足の筋肉が細くなり、
トイレの縁などを外しても、足が上りにくく、入り口、一歩手前に粗相がありましたが、最後までトイレを使い、失禁は無かったです。
最後の3日間も、意識がしっかりしており、
闘病の箱から、
何度か、寒かろうとしまってあげても自ら尻尾を出し、足音や声にパタンパタン振って合図していました。
口内炎の痛み止め、抗生剤、心臓病の薬、輸液、利尿剤、全ての先生の提案をやり尽くし、
酸素発生器は、最後は普通の人間用ヘッドにもどし、
苦しむ子は肉球にしっとり汗をかいて逝くのだけど、それもなく、
先生の仰るより一月も長く、私の傍にいてくれました。
寝たきりなのは可哀想でしたが、この世を去る瞬間も、生と死の境目が本当に静かでした。
最後の最後まで飼い主孝行の猫でした。
らっぴぃの口内は殆んど歯が無いか、根元だけであり、
爪は太く、先生に「横」に切っていただいたり、(自分で切る時は「縦」に爪切りをいれると、さやを割る感じで新しい爪が現れます)
また、喉に食い込んだ真っ黒で硬いメラノーマが右耳の中にも新たに出現しており、これ以上無理に延命しても、新たな病気で苦しむのではないかと懸念してました。
18年以上長生きをしてくれました。
晩年まで大病もせず、腎不全も有りましたが、
最後は心臓が弱り、3日間だけ寝たきりになりました。
また年とともに、特に最後の数ヶ月、後ろ足の筋肉が細くなり、
トイレの縁などを外しても、足が上りにくく、入り口、一歩手前に粗相がありましたが、最後までトイレを使い、失禁は無かったです。
最後の3日間も、意識がしっかりしており、
闘病の箱から、
何度か、寒かろうとしまってあげても自ら尻尾を出し、足音や声にパタンパタン振って合図していました。
口内炎の痛み止め、抗生剤、心臓病の薬、輸液、利尿剤、全ての先生の提案をやり尽くし、
酸素発生器は、最後は普通の人間用ヘッドにもどし、
苦しむ子は肉球にしっとり汗をかいて逝くのだけど、それもなく、
先生の仰るより一月も長く、私の傍にいてくれました。
寝たきりなのは可哀想でしたが、この世を去る瞬間も、生と死の境目が本当に静かでした。
最後の最後まで飼い主孝行の猫でした。
らっぴぃの口内は殆んど歯が無いか、根元だけであり、
爪は太く、先生に「横」に切っていただいたり、(自分で切る時は「縦」に爪切りをいれると、さやを割る感じで新しい爪が現れます)
また、喉に食い込んだ真っ黒で硬いメラノーマが右耳の中にも新たに出現しており、これ以上無理に延命しても、新たな病気で苦しむのではないかと懸念してました。
(猫は歳を取っても子供のように可愛い顔をしているので、私は無理強いしないように、
老衰が出てきた猫には、爺さん、婆さんをつけてロンググッドバイの覚悟にしております。)
ラッキー+ハッピーでらっぴぃ、
会社に捨てられていたこの猫を生かすべく、当時ペット不可の分譲マンションを捨て、
ペット可の賃貸アパートを探した事、
はじめは完全室内飼育の知恵がなく、閉じ込めるのに苦労した事、
散歩、買い物の折、抜け出して、
ピンクの蚤取り首輪の鈴を鳴らして、塀伝いに、私にどこまでもついてきてしまう事、掴んで引き返し、閉じ込めるなど、思い出が一杯です。
その後の猫屋敷建設、あの時代はとても大変でした。
アパートを引き上げる時に、(ローンもはじまっていたのに、一月延長し、)つかめる家無き猫はつかんで引越し、
(それでも、猫初心者だったので、捕まえれれない猫に今でも罪悪感を覚えています)
新たな土地でも、増やしこそはしませんが、図らずも猫を拾い、
そうやって、
らっぴぃと共に私も一緒に歳をとり、
知らなかった猫の事を、様々な方面から学ぶ事が出来ました。
家族の休む日に魂が帰っていったのも飼い主孝行で、
彼の肉体が消える日は、荒れていた天候が澄み切った青空であり、
ラッキー+ハッピーでらっぴぃ、
会社に捨てられていたこの猫を生かすべく、当時ペット不可の分譲マンションを捨て、
ペット可の賃貸アパートを探した事、
はじめは完全室内飼育の知恵がなく、閉じ込めるのに苦労した事、
散歩、買い物の折、抜け出して、
ピンクの蚤取り首輪の鈴を鳴らして、塀伝いに、私にどこまでもついてきてしまう事、掴んで引き返し、閉じ込めるなど、思い出が一杯です。
その後の猫屋敷建設、あの時代はとても大変でした。
アパートを引き上げる時に、(ローンもはじまっていたのに、一月延長し、)つかめる家無き猫はつかんで引越し、
(それでも、猫初心者だったので、捕まえれれない猫に今でも罪悪感を覚えています)
新たな土地でも、増やしこそはしませんが、図らずも猫を拾い、
そうやって、
らっぴぃと共に私も一緒に歳をとり、
知らなかった猫の事を、様々な方面から学ぶ事が出来ました。
家族の休む日に魂が帰っていったのも飼い主孝行で、
彼の肉体が消える日は、荒れていた天候が澄み切った青空であり、
「らっぴぃ、怖くないよ、頑張れ。」と炉の蓋を閉じたそののち、
良く返事をしてくれた可愛い顎が、特に立派に残っていたのは印象的でした。
帰りに夕暮れの公園を散策し、来た道のりを振り返りました。
時間と共に、いくら忘れたくなくても、記憶や感触は薄れていきます。
写真で残すと、今度はそのポーズのみが強調され、頭に定着してしまいます。
もう、死んでからでは、やり直しはききません。
残され、生きた者が、どう流すのか、どう学ぶのか。
100万回も童話の猫のように生きれないから、
命は限りがあるからこそ、大切なんだなと。
良く返事をしてくれた可愛い顎が、特に立派に残っていたのは印象的でした。
帰りに夕暮れの公園を散策し、来た道のりを振り返りました。
時間と共に、いくら忘れたくなくても、記憶や感触は薄れていきます。
写真で残すと、今度はそのポーズのみが強調され、頭に定着してしまいます。
もう、死んでからでは、やり直しはききません。
残され、生きた者が、どう流すのか、どう学ぶのか。
100万回も童話の猫のように生きれないから、
命は限りがあるからこそ、大切なんだなと。
見上げると、葉を落とした大きなプラタナスの梢に、小鳥の巣がかけてあり、
小鳥や虫に、住処や食料、安全を提供する自然の懐の深さを見て、
元気なうちは、なるべくこうでありたいと願ったのです。
小鳥や虫に、住処や食料、安全を提供する自然の懐の深さを見て、
元気なうちは、なるべくこうでありたいと願ったのです。