在日コリアン・ハンセン病問題・沖縄―平和・人権―

自分の足で訪ねた関連の地紹介
知ることは力、学んでこそ生きる。

3月5日・・・JR環状線桜ノ宮駅高架の「龍王宮」跡地を訪ねて

2011年03月06日 22時27分35秒 | Weblog
「1936年まで源八渡しの渡船場であった場所に1950年代、済州島女性の「巫祭(クッ)」を行う場として作られた「龍王宮」。済州島女性は海女が多く、故郷でも海の神「竜王」を祭るクッを海辺で行ってきた。JR環状線桜ノ宮駅高架下で水辺に沿って立ち並ぶ小屋の1室であり、ここを借りてお供えをして行うが1970、1980年代では週に数十回も行われていたと新聞記事にある。在日一世女性が集まり、語らいネットワークをつくるのにも大切な場所であった。厳しい民俗差別、女性差別の中を生きぬいたよりどころ。部屋に入って塚崎さんから詳しい説明を受け、供物を流す水辺にも立つ。供物の蜜柑の種が芽を出し育ったらしい果実に触れると野生の堅さが感じられた。」とは、2009年のフイールドワークに参加した時のブログである。「龍王宮」が昨年8月に撤去されてから半年が過ぎる。跡地になった場所の水辺には火を燃やした跡があったが建物がなくなってからも「クツ」の供物を燃やしたのだろうか。二度目の訪問だったが、現地に到着する前・後のバス内で講師の藤井さんより映像を見せて貰いながら、分りやすく説明を受けたので初めての参加者もリアルに想像できたことでしょう。

最新の画像もっと見る