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参院選:投票締め切りまであと1時間弱

2007年07月29日 19時24分47秒 | 政治・社会
いよいよ、日本の命運を決める歴史的な参院選の投票が締め切られます。

総務省の発表によれば、16時の段階で投票率は前回に比べ0.32ポイント下回っているというが、この数字には期日前投票の分が含まれていない。期日前投票や在外投票の分を含めると、おそらく60%弱というの投票率となるのではないかと思われるが、亥年選挙で投票率が下がることを期待した政権与党にとっては厳しい結果が突きつけられる可能性が高まってきた。



安倍政権に初の審判 参院選、深夜にも大勢判明(共同通信 2007/07/29 18:03)
=== 備忘録(引用)===
 年金、「政治とカネ」の問題を主要争点とした第21回参院選は29日午後8時、投票が締め切られる。即日開票され、深夜にも大勢が判明する。昨年9月に就任した安倍晋三首相にとって初めての全国規模の国政選挙。年金問題などとともに、「戦後レジーム(体制)からの脱却」を掲げ首相が進めてきた教育改革などに審判が下される。

 与野党のどちらが非改選を含め参院の過半数(122議席)を制するかが最大の焦点。与党は64議席、野党は59議席必要だが、自民党は年金記録不備、閣僚の相次ぐ失言、事務所費問題のため苦戦。与党が過半数を割り込み、自民党が1998年の参院選で橋本龍太郎首相(当時)が退陣した際の44議席を大きく下回る事態になれば、首相の進退問題に波及する可能性もある。

 総務省によると、午後4時現在の投票率は33・44%と、2004年の前回の同時刻と比べ、0・32ポイント下回っている。ただ、これに含まれていない期日前投票の全国の投票者数は、前回に比べ50・58%増の1079万8997人となり、国政選挙で初めて1000万人を上回った。
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各マスコミは、すでに世論調査や出口調査の結果を集計していて、開票と同時に当確を打つ準備を着々と整えているのだろうから、果たして国民の審判の結果はどうなるのか、という記事にはなんとも不誠実さを感じざるをえないが、前日までは情勢を盛んに報じてきたマスコミも、さすがに選挙当日は、投票箱のふたが閉まるまでは世論を誘導するような報道を控えなければならない事情もあるのだろう。

それはともかく、すでに情勢が見えてきているマスコミ各社は20時からの開票速報をどのように報じるのか頭を悩ませていることだろう。政権与党への厳しい結果が見えているとしたら、これまで安倍内閣に擦り寄ってきたマスコミが手のひらを返すのかどうか。それとも、あくまで安倍内閣擁護の姿勢で国会の混乱が野党によって引き起こされて安倍内閣が進める改革が減速すると報じるのか。
どのような方向性で番組を進めるのか、マスコミ各社も世論とどう向き合うのかを手探りしているのではないだろうか。

この参院選の開票速報でのマスコミの姿勢で、権力にどこまで擦り寄っているのかも見えてきそうではある。

自公が惨敗となった場合、その要因を年金や政治と金だけに求めるようであれば、そのマスコミは有権者の声を無視するつもりだと思って間違いない。とはいえ、安倍内閣の10ヶ月どころか小泉-竹中路線から続く新自由主義経済へのダメ出しと戦後体制からの脱却という安倍路線へのダメ出しが自公与党の惨敗へつながったという見方をするようなマスコミが果たして出てくるのかどうか。

もちろん、自公が惜敗で終わることも、自公が過半数を維持することも出口調査をしていない身としては考慮しなくてはならないが、投票率が前回の参院選並であるということから考えてありえないのではないかと思っている。

いずれにしろ気の早いマスコミは、20時を回ったらすぐに大勢を報じるはず。
その時の各社の論調を楽しみにしてみたい。


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