みやっちBlog

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悲しすぎる交通事故

2005年10月19日 00時12分30秒 | 政治・社会
 横浜で起こった高校生9人を巻き込んだ交通事故で、警察はスピードの出しすぎが事故原因だと考えているようだ。

100キロ前後で走行か=高校生9人死傷事故-神奈川県警(yahoo!ニュース 時事通信)

 2人が死亡し足を切断せざるをえない人もいたという痛ましい事故だったが、加害者の友人はスピードを出しすぎて走るような運転をしたところを見たことがないといい、おそらく居眠りかなんかだろうと語っている。加害者本人も事故直後に学校関係者に対して「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」と呆然としながら語り、警察の取調べにも速度は「60km/hだった」と証言している。しかし、「スピードを出しすぎてハンドル操作を誤った」とも証言していて、事故原因が何なのかは未だハッキリしていない。

 現場を直接見たわけではないが、クラッシュして反対車線を越えてとまっていたR33スカイラインの映像を見る限り、コンクリートの門柱にぶつかった時の速度はせいぜい40~50km/h。フロントバンパーが粉々になった映像からワイドショーのコメンテーターはかなりのスピードが出ていたのではと語っているが、破片の映像を見ればフロントバンパーはFRP製のエアロバンパーで、制限速度の40km/hのスピードが出ていればあれぐらいに損傷するのは常識。逆に、バンパーがFRP製だったことが悲劇を増大させた可能性が高い。
 事故現場のコーナーをオーバースピードで飛び出したのであれば、スピードは100km/hどころの騒ぎじゃないはずだし、クルマの潰れ方もあの程度じゃすまない。それは、数多くのクラッシュ車両を見てきた経験からだが。

 推測では、加害者の友人が語ったように居眠りか何かで、ふっと気がついた時に目の前に人の列がいて慌ててブレーキを踏もうとしたがアクセルを踏んでしまったというのが事故の原因。居眠りをしていたらカーブを曲がらずまっすぐガードレースにぶつかっているはずという人もいるが、眠気を我慢できず一瞬意識が飛ぶような状況なら、緊張感を感じるコーナーではなく直線に入るところで事故が起こったというのも納得できるところ。

 それはともかく、コーナーを立ち上がったところから校門までの間と校門からの直線部にガードレールが設置されていないことに驚いている。たとえば雨で滑って姿勢を崩したら何とか立て直そうとするとコースアウトは直線部分になるもの。直線だからクルマが突っ込んでくることは無いと考えるのは浅はか。事故と起こした加害者はもちろん責められるべきだが、ガードレールを設置していなかった道路管理者の責任も問われるべきだろう。


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