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長野県知事選:若林氏が出馬断念

2006年07月05日 08時25分10秒 | 政治・社会
若林健太氏が村井仁氏との話し合いで出馬しないことを決断したという。

「村井氏擁立には不信感」 若林氏、知事選出馬断念(中日新聞)

二人だけで会っての話し合いといいながら、候補の一本化をしたい組織の思惑を感じざるを得ないが、会見ではあくまで組織の介入はなかったことを強調したという。
==== 引用 ====
(中略)
「二人で率直に意見を交わし、合意した」。会談を終え若林氏とともに記者会見に臨んだ村井氏はこう強調し、組織の圧力による一本化調整を否定した。
(中略)
============

しかし、こうした動きは不信感を有権者へ与えるだけ。
先の滋賀県知事選で、自公民相乗りの現職が敗れた現実を受けて尚一本化にこだわっている組織には、県民・市民の視点が抜け落ちているとしか思えない。
一本化を行わなければ勝てないとのおもいに取り付かれている反田中陣営だが、現職を代えたいということは体制を変えたいということであり、有権者がそれを望んでいなければ現職には勝てないということに気がついていない。

一方、田中陣営も一枚岩とはいっていないようだ。
田中知事:「しなやか会が新党日本に要請」、後援会長と食い違う答弁 /長野(yahoo!ニュース 毎日新聞)

田中知事に関しては、政策面での不満は小さく、その人間性や手法に関しての不満と県庁と県議会との関係が冷え込んでいることによる県政の停滞に対する不安と不満を感じているというのが県民の意識であることは世論調査で明らか。
だとすれば、県政の正常化を望む県民は知事を代えるよりも県議会を変えることを望んでいると考えるのがまっとうなのだが、候補一本化に固執する反田中陣営は田中知事憎しで凝り固まっていて、正常な判断ができていないと考えるしかないようだ。




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