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経団連奥田会長のたわげた発言

2005年12月05日 22時51分57秒 | 政治・社会
 先の衆院選で自民党、小泉首相の全面支援まわり勝ち組み企業に対する税負担軽減の維持を取り付けた経団連奥田会長が、株の高騰に対して苦言を発している。

「日本全体がバブル期の雰囲気」…奥田会長が苦言(yahoo!ニュース 読売新聞)

 おそらく、株高騰の後の揺り返しで暴落するのを恐れているのと、円安がこれ以上進むことを警戒しての発言だろうが、単に個人資金が株に向かって消費に向かわなくなることも恐れているのだろう。しかし、自分たち企業は定率減税により法人税の減税が行われたままであり、銀行は史上最高益を上げている状況だ。ミニバブルの様相を呈している今の状況から一点、株が暴落すれば経済の好況はあっさり転落の道をたどることになる。

 小泉政権も、株が上がっていることを経済政策の肯定材料としていて、来年9月の任期までに日経平均を2万円にしようと動いている。かねてから株価維持のいわゆるPKOで株価操作をしてきた政府だが、今はおそらく外国人投資家に対して虚構であってもプラス材料を示し続けようとしている。それが虚構であったことがばれた時に日本経済はガタガタになるだろう。どのタイミングで外国人投資家が売りぬけようとするのか。

 それにしても、自分たちが儲けることしか考えない人間が政治に影響力を与えておいて、損しそうになれば苦言を呈する。その身勝手振りはには目を覆いたくなる。


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