イラク特措法によりサマーワへ陸上自衛隊を派遣する際に、サマーワは戦闘地域ではないのかと野党から追及された際に、当時の小泉首相は、どこが戦闘地域なのかわたしに分かるはずがない、と当初はコメントしていたのに、最終的には自衛隊が行くところが非戦闘地域だと居直っていたことを思い出すようなやり取りが、国会で展開されている。
ＩＳＡＦ参加は違憲 高村外相「すべて戦闘地域』（yahoo!ニュース 10月8日8時1分配信 産経新聞）
＝＝＝ 備忘録（引用）＝＝＝
高村正彦外相は７日、フジテレビの「報道２００１」で、アフガニスタンで治安維持活動を続ける国際治安支援部隊（ＩＳＡＦ）への自衛隊の参加に関し、「アフガニスタンすべてが戦闘地域みたいなものだから、憲法解釈上、（参加は）難しい」と述べ、海外での武力行使を禁じた政府の憲法解釈に反するとの見解を示した。民主党の小沢一郎代表が、ＩＳＡＦへの自衛隊の参加に意欲を示していることを念頭に置いた発言だ。
高村氏は、「国連決議があれば武力行使だっていい、国連決議がなければ後方支援はみんな駄目だという考え方は、政府の憲法解釈とは相いれない。民主党内でも、小沢氏の言うことをそのまま信じる人は多くないだろう」と批判した。
石破茂防衛相も民放番組で、「小沢氏の理屈でいうと、国連に参加すると日本の主権が消えるらしい。国連が決めたら突如、日本国の主権が消え、憲法９条に反しないという理論を本当に民主党のみなさんが賛同されているのか」と述べた。
政府は国連安全保障理事会の決議に基づく国連軍や多国籍軍への参加について「目的・任務が武力行使を伴うものであれば、自衛隊の参加は憲法上許されない」との立場を取っている。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
アメリカによるイラク攻撃が行われる中、自衛隊は人道支援を行うためにイラクへ出かけたわけだが、ミサイルが基地のそばに打ち込まれるなど、非戦闘地域とはいえない状況だったはず。
イラク全土が戦闘地域という状況で自衛隊のいるところだけは非戦闘地域だとの強引な解釈で派遣が行われていた。さらに航空自衛隊は兵員や武器の輸送も行っているといわれ、兵站を担当していることになる。
テロ特措法で海上給油をしている自衛艦も、海上阻止活動にしろイラクでの作戦に参加する艦船に燃料を補給しているということは、兵站を担当しているわけで、直接的な戦闘行為はしていなくても、間違いなく戦闘行為を行う作戦の中の一部隊としての任務を請け負っている。
戦闘行為を行う作戦への参加でも、直接的な戦闘行為を行わなければ憲法違反とはならないという解釈を政府が行っているのであれば、それが海上であろうと陸上であろうと同じはず。しかも、イラクへの陸上自衛隊派遣時に小泉元首相が自衛隊の行くところが非戦闘地域だとの見解を示したのだから、それがアフガニスタンへの派遣では違うということを自民党も政府もいえないはず。
にも関わらず、自民党はアフガニスタンはダメでイラクのときは問題ないと言い切っているわけで、まさに安倍前首相の二枚舌は自民党のお家芸だったということなのだろう。
二枚舌といえば、森元首相。
他党どころか自党の言うことにも一切耳を傾けなかった小泉元首相を担ぎ続けた森元首相が、野党に対して聞く耳を持てとおっしゃったとか。
「政権担うには聞く耳を」森氏が民主批判 （政局ニュース：イザ！ 10/07 00:54 ）
＝＝＝ 備忘録（引用）＝＝＝
自民党の森喜朗元首相は６日、青森県弘前市で講演し、国会運営に関して「福田康夫首相が言うように話し合いが大事だ。自民党も辞を低くするが、民主党も聞く耳を持たずに将来、政権を担うことができるのか。両方とも責任を持たなければいけない」と述べ、対決色を強めている民主党を批判した。
次期衆院選については「自民党は絶対に負けない。『時計の振り子論』というのがある。国民は賢明だ」と述べ、参院選で大敗した自民党が勝利すると予測。「自民党が野党になったときのことは忘れていないから、簡単に民主党に（政権を）取られるへまはしない」と強調した。
森氏は、民主党の小沢一郎代表が次期衆院選を「政治家として最後の戦い」と位置付けたことに対し「参院選の時にもそう言った。何回も（政治生命を）懸けるようだ」と皮肉った。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
自民党が野党に転落した際に、社会党以上に国会審議を停滞させる戦略をとっていたにも関わらず、その後野党に国会審議を停滞されると強烈に批判する姿はあまりにみっともない。
自分たちの都合で発言をころころ変える自民党の政治家たちに対して、もういいかげんに政権を手放して欲しいと感じている人が相当数いたことが、先の参院選で明らかになったのではないだろうか。
↓いろんな意見を知るのに役立ってます。
皆様のポチッに元気をいただいております。ありがとうございます。
テクノラティプロフィール
ＩＳＡＦ参加は違憲 高村外相「すべて戦闘地域』（yahoo!ニュース 10月8日8時1分配信 産経新聞）
＝＝＝ 備忘録（引用）＝＝＝
高村正彦外相は７日、フジテレビの「報道２００１」で、アフガニスタンで治安維持活動を続ける国際治安支援部隊（ＩＳＡＦ）への自衛隊の参加に関し、「アフガニスタンすべてが戦闘地域みたいなものだから、憲法解釈上、（参加は）難しい」と述べ、海外での武力行使を禁じた政府の憲法解釈に反するとの見解を示した。民主党の小沢一郎代表が、ＩＳＡＦへの自衛隊の参加に意欲を示していることを念頭に置いた発言だ。
高村氏は、「国連決議があれば武力行使だっていい、国連決議がなければ後方支援はみんな駄目だという考え方は、政府の憲法解釈とは相いれない。民主党内でも、小沢氏の言うことをそのまま信じる人は多くないだろう」と批判した。
石破茂防衛相も民放番組で、「小沢氏の理屈でいうと、国連に参加すると日本の主権が消えるらしい。国連が決めたら突如、日本国の主権が消え、憲法９条に反しないという理論を本当に民主党のみなさんが賛同されているのか」と述べた。
政府は国連安全保障理事会の決議に基づく国連軍や多国籍軍への参加について「目的・任務が武力行使を伴うものであれば、自衛隊の参加は憲法上許されない」との立場を取っている。
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アメリカによるイラク攻撃が行われる中、自衛隊は人道支援を行うためにイラクへ出かけたわけだが、ミサイルが基地のそばに打ち込まれるなど、非戦闘地域とはいえない状況だったはず。
イラク全土が戦闘地域という状況で自衛隊のいるところだけは非戦闘地域だとの強引な解釈で派遣が行われていた。さらに航空自衛隊は兵員や武器の輸送も行っているといわれ、兵站を担当していることになる。
テロ特措法で海上給油をしている自衛艦も、海上阻止活動にしろイラクでの作戦に参加する艦船に燃料を補給しているということは、兵站を担当しているわけで、直接的な戦闘行為はしていなくても、間違いなく戦闘行為を行う作戦の中の一部隊としての任務を請け負っている。
戦闘行為を行う作戦への参加でも、直接的な戦闘行為を行わなければ憲法違反とはならないという解釈を政府が行っているのであれば、それが海上であろうと陸上であろうと同じはず。しかも、イラクへの陸上自衛隊派遣時に小泉元首相が自衛隊の行くところが非戦闘地域だとの見解を示したのだから、それがアフガニスタンへの派遣では違うということを自民党も政府もいえないはず。
にも関わらず、自民党はアフガニスタンはダメでイラクのときは問題ないと言い切っているわけで、まさに安倍前首相の二枚舌は自民党のお家芸だったということなのだろう。
二枚舌といえば、森元首相。
他党どころか自党の言うことにも一切耳を傾けなかった小泉元首相を担ぎ続けた森元首相が、野党に対して聞く耳を持てとおっしゃったとか。
「政権担うには聞く耳を」森氏が民主批判 （政局ニュース：イザ！ 10/07 00:54 ）
＝＝＝ 備忘録（引用）＝＝＝
自民党の森喜朗元首相は６日、青森県弘前市で講演し、国会運営に関して「福田康夫首相が言うように話し合いが大事だ。自民党も辞を低くするが、民主党も聞く耳を持たずに将来、政権を担うことができるのか。両方とも責任を持たなければいけない」と述べ、対決色を強めている民主党を批判した。
次期衆院選については「自民党は絶対に負けない。『時計の振り子論』というのがある。国民は賢明だ」と述べ、参院選で大敗した自民党が勝利すると予測。「自民党が野党になったときのことは忘れていないから、簡単に民主党に（政権を）取られるへまはしない」と強調した。
森氏は、民主党の小沢一郎代表が次期衆院選を「政治家として最後の戦い」と位置付けたことに対し「参院選の時にもそう言った。何回も（政治生命を）懸けるようだ」と皮肉った。
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自民党が野党に転落した際に、社会党以上に国会審議を停滞させる戦略をとっていたにも関わらず、その後野党に国会審議を停滞されると強烈に批判する姿はあまりにみっともない。
自分たちの都合で発言をころころ変える自民党の政治家たちに対して、もういいかげんに政権を手放して欲しいと感じている人が相当数いたことが、先の参院選で明らかになったのではないだろうか。
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