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グローバル企業がアメリカを見放す日は近い?

2007年11月26日 12時55分39秒 | 政治・社会
オランダのジャーナリストで日本外国特派員協会会長も勤めたことがあるカレル・ヴァン・ウォルフレン氏が『日本人だけが知らないアメリカ「世界支配」の終わり」という著書で、アメリカ離れが世界では始まっていると書いているが、南の碇といわれアメリカの盟友でもあるオーストラリアでブッシュ大統領の盟友、ハワード氏が落選し、保守連合も大敗したというニュースは、アメリカ離れが急速に進む世界情勢を象徴しているかのようだ。



ハワード豪首相が落選、保守連合も大敗(yahoo!ニュース 11月26日12時20分配信 読売新聞)
=== 備忘録(引用)===
 【シドニー=新居益】オーストラリアの総選挙で、大敗した保守連合を率いたハワード首相(68)が、自らも落選した。同国の選挙管理委員会がホームページで発表した。豪州で現職首相が落選するのは、1929年以来、約80年ぶり。

 ハワード首相は、シドニー郊外のベネロングを選挙区とし、1974年の初当選以来、下院の議席を維持してきた。

 同選管によると、26日午前までに79・1%の開票が終わり、得票率は首相が48・3%に対し、労働党のマクシーン・マキューさん(54)は51・7%。これを受け、マキューさんは同日、「ベネロング選挙区で、初めて労働党が議席を獲得しそうだ」と事実上の勝利宣言を行った。
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今年6月の第6回貧困国サミットで世界銀行と切り離された世界銀行に代わる南の銀行を創設することが決議されたが、すでにベネズエラのチャベス大統領が世界銀行/IMFから脱退することを宣言するなど動きは活発で、アメリカが牛耳るIMFによる貧困の固定化政策に反発する国々が、自立を目指して動き出している。

オーストラリアも政権が変わることで、イラクからの軍撤退や京都議定書参加などへ政策がシフトされるといわれ、このままゆけばブッシュ大統領についてゆきますという国は日本だけとなりそうだ。

すでに、西欧などもアメリカの大統領選後を見込んだ動きが盛んになっているなか、いつまでもブッシュ大統領の太鼓持ちを続けるつもりの福田首相では、世界の流れを見落としてしまうのではないだろうか。

自公政権の膿を参院で明らかにして欲しいと、有権者が望んで参議院選で野党を勝たせたにもかかわらず、「ねじれ国会」と称してさも衆参の第一党が違う状況を不健全だと喧伝する自民党とマスコミは、有権者の意思を無視しているとしかいいようがない。

世界の潮流を見誤り、有権者の声を無視する政権与党には早々に退場願いたいという想いが有権者の中に高まってきているからこそ、早期の総選挙を望む声も大きくなっているのだろうし、内閣不支持率も高まっているのではないだろうか。





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1 コメント

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Unknown (オヴニル①)
2007-11-26 22:57:35
失礼ですが自己の政治的主張のために、白でないものを白、黒でないものを黒と強弁するのは自らの価値を貶めるだけですよ。

IMFの件に関しても、ベネズエラという特殊な国家を引き合いに出している時点で無理がありますし、オーストラリアの選挙でもって世界情勢を語ろうとするのも相当に無理があります。
政権が交代するだけで、外交方針が180度変わるとでも思っているのですか?それは単なる願望に過ぎません。

有権者の意思に関しても、最新の世論調査では政策協議で国会運営をして欲しいという声が圧倒的である以上、現状を好ましくないと感じているのは明らか。

自民党を叩いているだけじゃその辺の運動家と何ら変わりませんよ。
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