今年の注目は９月の民主党代表選

ミニ小泉との批判が強い民主党前原代表だが、訪中直前に中国の軍事力について現実的な脅威だとのコメントを発表し要人との会談を拒否されるという事態となって外交オンチを露呈。自民党よりもタカ派で自民党圧勝による揺り返しの受け皿になりえないとして、民主党内ではリベラル寄りの政党カラーを望む声が高まっている。

民主・小沢氏、代表選出馬に意欲＝反前原の動きに弾みも（yahoo!ニュース　時事通信）

前原代表に対しては小泉首相から連立の働きかけがあり、逆に自民党内では反小泉の火種がくすぶっていて、民主党内が代表選で二分することになれば小沢氏は自民党離党組、自民党内の反小泉派、社民党などに声をかけて政界再編を仕掛ける可能性もある。しかし、小泉首相は総裁選を前倒しして民主党の代表選を埋没させて影響力をそごうと動いているともいう。そうなると、割れるのは民主党だけということにもなりかねず、結果として反小泉自民の受け皿政党として前原代表の超タカ派路線を推す層を説得して政権交代へ向けてまとまれる小沢氏が代表となる可能性は高い。

自民党の総裁選ばかりが注目されているが、ほぼ同時期に行われる民主党の代表選こそが日本の将来を左右する重大な鍵だと思っている。


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