雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

賑やかなことで

2018-04-13 19:07:19 | 日々これ好日
        『 賑やかなことで 』

     久しぶりに 回転すし店へ行った
     ごく普通の 全国展開している店だが
     すし以外の品ぞろえが増え 賑やかなことで
     メニューが逆転しそうだ
     すしを全く置かない 回転✖✖店の登場も 間もなくかな?

                      ☆☆☆
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幻想的な朝

2018-04-12 19:09:23 | 日々これ好日
        『 幻想的な朝 』

     早朝 一歩出てみると 大変な霧
     これほどの濃霧は ずいぶん久しぶり
     見慣れた景色も ほんの少しばかり 幻想的
     何だか 得した感じ

                   ☆☆☆
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ひっそりと咲く

2018-04-11 19:03:18 | 日々これ好日
        『 ひっそりと咲く 』

     まだ 花の季節には 早いはずだが
     つつじが たくさんの蕾をふくらませている
     北側で アジサイなどに囲まれて ほとんど陽が当たらない
     どうしてこんな所に植えてしまったのか 記憶にないが
     小さな背丈ながら ひっそりと しかし逞しく 花を付けてくれている

                        ☆☆☆
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主役交代

2018-04-10 19:09:18 | 日々これ好日
        『 主役交代 』

     わが家の狭い菜園は 目下 花ざかり
     カブラも シャクシナも シュンギクも
     黄色い花を いっぱい付けている
     おまけにネギまでも 坊主をいっぱい付けている
     少々惜しいが トマトやキュウリに 場所譲り
     味はともかく きれいな花を ありがとう 

                     ☆☆☆
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オオタニサーン

2018-04-09 19:18:36 | 日々これ好日
        『 オオタニサーン 』

     今朝も 大谷選手の大活躍を見た 投手としての
     素質も 努力も 並大抵ではないとしても 
     そのほかに 「何か」を持っているらしい
     現地の放送で ホームランを打ってダイヤモンドを一周する時
     「オオタニサーン」と言っているのが
     何ともおかしく 誇らしい気がする

                      ☆☆☆
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何とも愛らしくて

2018-04-09 08:15:13 | 麗しの枕草子物語
          麗しの枕草子物語 
               何とも愛らしくて

十八か九歳くらいの、髪は大変美しく背丈ほどの長さがあり裾のあたりがふさふさしていて、身体はふっくらとして色が白く、容貌は見るからに可愛げな女性が、歯をたいそう病んで、額の髪がぐっしょりとなるほどに泣きぬれて、乱れかかっていることも気づかず、顔を赤く染めて、痛むあたりを手で押さえている姿といったら、可哀そうではありますが、それはそれは愛らしいものですねぇ。


(第百八十段・病は・・、より)
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季節が逆戻り

2018-04-08 20:24:35 | 日々これ好日
        『 季節が逆戻り 』

     季節が逆戻り というのは 少々オーバーだが
     当地なども 今日あたりが お花見の最適日のはずだが
     昨日あたりから 天気は荒れ気味 寒さを感じる
     家に籠り気味になったが そのお蔭で 面白い本に出合った
     お天気に限らず 逆戻りも 時には良い事も

                     ☆☆☆
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凄みを感じる

2018-04-07 18:46:06 | 日々これ好日
        『 凄みを感じる 』

     大谷選手 三試合連続弾
     一本目は 「ああ 良かった」 といった感じ
     二本目は 「これで まぐれ と言わせない」 といった感じ
     三本目は 「凄みさえ出て来た」 といった感じ
     もう 「押しも押されもせぬ 大リーガーだ」 といった感じだ
     凄い

                           ☆☆☆
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明石海峡大橋

2018-04-06 19:19:00 | 日々これ好日
        『 明石海峡大橋 』

     明石海峡大橋 開通20周年
     これを記念して 特別ライトアップ
     海面を 鮮やかに彩っている
     「せきれい丸」「紫雲丸」などの悲しい過去が
     建設の動機とされるが 今は素直に
     色彩の妙を 楽しみたい

                  ☆☆☆  
   
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またも今年に

2018-04-06 08:10:03 | 新古今和歌集を楽しむ
     今日ごとに 今日や限りと 惜しめども
              またも今年に あひにけるかな


                   作者  皇太后宮大夫俊成

( No.706 巻第六 冬歌 )
           きょうごとに きょうやかぎりと おしめども
                     またもことしに あひにけるかな


* 作者は、藤原俊成。俊成の最終官位が「正三位(非参議)皇太后宮大夫」であったことから、上記の表記となっている。( 1114 - 1204 )享年九十一歳。

* 歌意は、「 毎年、大晦日である今日になると、今日が最後の大晦日だろうと惜しんできたが、またも今年の大晦日である今日にあってしまった。」といったものであろう。
この和歌の前書きは、「千五百番の歌合せに」となっている。つまり、歌合せで詠まれたものあり、言葉遊び的な技巧面が目立つような気がする。しかし、その一方で、この時作者が八十八歳であったという記録を見れば、老境にあって明日知れぬ命を見つめている姿を、素直に詠んだものとも受け取れる。

* 俊成は、藤原氏の絶頂期を築き上げた道長の玄孫にあたり、藤原北家・御子左家の流れを引いており、当時としては一流といえる家柄に誕生した。しかし、従三位権中納言であった父・俊忠は、俊成が十歳の時に死去、その後は義兄の後見を受けたが、官職の昇進は思うにまかせなかったようだ。
十四歳の頃に従五位下美作守に任官しているが、国司という地位は、下級貴族にとっては羨望の地位ともいえるが、この若さで任官できたのは家柄ゆえと考えられる。しかし、その後は、加賀守など国司職を転々とし、国司職から脱するのは、二十四年後のことなのである。

* その後は遅ればせながら昇進していったが、政権の中枢につながるようなことはなかったようだ。そして、むしろそのことと類まれなほどの長命もあって、和歌に関しては当代随一と言われるような存在になっていった。
後鳥羽院口伝には、「やさしく艶に心も深く あはれなる所もありき」と評されている。また、息子の定家はもちろんのこと、寂蓮、藤原家隆、さらには、いわゆる身分としてはとても及ばない、九条良経、式子内親王、後鳥羽院らを指導し影響を与える立場になっていった。これらの人物は、新古今和歌集を代表する歌人と称される人物ばかりである。
極論になるが、藤原俊成こそが、最も「新古今調」的な歌人と言えるのではないだろうか。

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