雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

時の流れが与えてくれるもの

2024-06-27 08:14:59 | 私の好きなフレーズ

『 私の場合は 甘酸っぱい味付けをしてくれたように思うのですが、今 悲しみのどん底にある人も、きっと時間が何かを与えてくれるような気がするのです。』


悲しみのどん底にある人に接する機会も何度かありました。
それなりの悲しみにぶちのめされたこともありました。
おそらく、ただ今現在、悲しみの渦中にある人もいることでしょう。
拙い私の経験を述べさせていただくとすれば、その方の悲しみは時間が拭い去ってくれるほど軽いものではないのでしょうが、悲しみの中にあっても 自分をも包み込んで流れて行く時間というものは、やはり、私たちに何らかの作用を与えてくれるように思われます。私の場合は 甘酸っぱい味付けをしてくれたように思うのですが、今 悲しみのどん底にある人も、きっと時間が何かを与えてくれるような気がするのです。

       ( 「小さな小さな物語」第十一部  NO.633 より )


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