枕草子 第百九十六段 仏は如意輪
仏は、如意輪。千手。すべて六観音。
薬師仏。釈迦仏。
弥勒。地蔵。文殊。
不動尊。普賢。
仏は、にょいりん。せんじゅ。六観音(如意輪、千手、聖、十一面、准胝、馬頭)は、すべてありがたい。
やくしぼとけ。しゃかぼとけ。
みろく。じぞう。もんじゅ。
ふどうそん。ふげん。
お寺、お経、そして仏様と続いています。つまり、仏法僧三宝というわけです。
少納言さまも、ある時期、相当熱心に八講に出掛けたりされていたようですが、当時の仏教は、単なる信仰というだけでなく、教養であり、医術であり、社交の場であり、特に貴族層にとっては生活の一部そのものであったようです。
仏は、如意輪。千手。すべて六観音。
薬師仏。釈迦仏。
弥勒。地蔵。文殊。
不動尊。普賢。
仏は、にょいりん。せんじゅ。六観音(如意輪、千手、聖、十一面、准胝、馬頭)は、すべてありがたい。
やくしぼとけ。しゃかぼとけ。
みろく。じぞう。もんじゅ。
ふどうそん。ふげん。
お寺、お経、そして仏様と続いています。つまり、仏法僧三宝というわけです。
少納言さまも、ある時期、相当熱心に八講に出掛けたりされていたようですが、当時の仏教は、単なる信仰というだけでなく、教養であり、医術であり、社交の場であり、特に貴族層にとっては生活の一部そのものであったようです。