どんぐりの木の下で

日々の出来事を書き留めています。

『星になった少年』

2005年11月06日 | 雑記
= 僕は、夢に生きる =

実在した若き象使いの短い生涯を、母親が本にし、それが映画化された。
「日本にいる全ての象を幸福にする。」それが彼の夢だった。
僅か13歳でタイへ単身留学した少年の象への真摯な愛情と目標、タイでの挫折と友情。
母親とのすれ違い、義父との衝突。
将来の大きな夢、そして不幸な事故。
泣かずにはいられない感動作です。  (深谷シネマパンフより)


という映画でしたが・・・


感動はしましたが、期待していた程では無かったです。
(中2はしっかり泣いてました。)

原作が実話なので、時系列を追っているって感じでした。
きっと原作本はもっと深いんだろうなと思います。
時間があったら読んでみたいです。



しかしながら、タイでの映像は素晴らしかったです。
柳楽優弥君(テツ)もかなり本格的に象使いの修行をしたようです。
象の大群の大迫力の映像とタイの美しく壮大な景観に、坂本龍一さんの音楽がぴったり。
タイでの冒頭の象の大群が山に帰っていくシーンでは、思わず感涙しました。



タイでの修行中テツは聞かれます。
「象と話が出来るようになると、お前は早く死ぬかもしれない。
そして、お前は象に生まれ変わるのだ。それでもいいのか?」

テツは答えます。
「・・・。僕はそれでも構わない。象と話がしたいんだ。」


テツの死後、母親に恋人が語ります。
「哲夢さんが何であんなに象のこと好きだったか、お母さんは知ってますか?」



たった13歳の少年が、何故こんなにも真摯に夢と向きあえたのでしょうか?
その辺がもっと丁寧に描かれていたらなと思いました。
まぁ原作本を読めってところでしょうか。



映画を観た後で、他の人のブログをあちこち覗いてみました。
いろいろな人の感想を読むと、号泣の人からイマイチという人まで様々。
映画観て楽しんで、終わった後また楽しんで、一粒で2度美味しい時間を持てました。



「星になった少年」

劇場予告