あなたが
迷った時には
或いは
あなたが
あんなにも
ハッキリと見えていた
あなた自身の姿を もしも
見失ってしまった時には
あなたの中の
駄目さを 弱さを
情けなさを そして
あなたの出来の悪さを
大した事の無さを
それらの
全部を ひっくるめて
新たな自分の姿として
受け容れて上げてしまえば
良いだけなのです。
あなたが
自分の姿を
見失ってしまったり
迷ってしまう時と言うのは
あなたが
再び勘違いをしてしまい
何かが出来た成果や 新たな
やり方などと言った詰まらないものを
掻き集めてしまい 有りもしない出来る自分の
姿として受け容れ始めてしまう時なのです。
何もかもが
例外など何一つ無く
良いも悪いも全ての物事や
全ての出来事が一瞬の内に過去へと
実際に消え去ってしまっています。
此の場には
何もかもの全てが
既に無くなってしまい
大きな空間だけが残されている
事実の方を見る事が あなたに
出来なく成ってしまっている時に
あなたは全てを
見失ってしまうのです。
そんな時の
あなたは駄目さを
弱さを 何も無さを
受け容れると言う事
自体が既に出来なく為って
いるはずです。
あなたが
常に自分を
見失わずに生きる事が
出来ている時には あなたが
あなたの中の 駄目さを 弱さを
出来の悪さを 何も無さを
そして
あなたに起こる
一斎の 良い事も
悪い事も含めた全ての有りと
あらゆるものを あなたが受け容れて
上げる事が出来ている時なのです。
すると
そこには
何もかもが
無くなってしまった
絶望の その直後に
純粋で無垢で汚れの無い
何も無さが生まれて来て
しまっています。
何も無い
あなたが ただの
空間としての あなたが
生まれてしまっています。
その何も無い
空間の事を あなたが
変えようとしたり無くそうとしたり
否定をしてしまったりして
現実と争うことを
一切せずに
ただ黙って
受け容れて上げて
しまえば良いだけなのです。
あなたが
そこまでの事実を
毎日の中で毎瞬間の中で
目にしてしまえば良い
だけなのです。
あなたが
あなたの中に
何も置いていない時
あなたは自分を見失う
事など全く有りません。
何故なら
あなたは事実と
争う事など決して
していないからです。
全てが
此の場から
一瞬の内に無くなって
しまっている事を承知して
生きる事が出来ている
からです。
常に新しく
成ってしまっている
”何も無さ”を素直に
正直に あなたが受け容れて
上げる事が出来ているからです。
一瞬 一瞬の中に
あなたが目覚めていて
覚醒する事が出来ている
からです。
それは
あなたが全てを
理解した後で何度も
滑り落ちたり戻ったりを
繰り返す中で
あなたは
少しづつ理解する事が
出来て行きます。
どうしたら
その場に あなたが
居続ける事が出来るのかを
理解する事が あなたにも
ようやく出来て行きます。
それは あなたが
その場に居続ける事を
するのでは無くて
何度も新しく
真新しい その場の中に
降りて行く事が出来ている時に
端から見ていると ずっと その場に
居続けている様に見えていた
だけだったのです。
それは 決して
同じ場所に居続けて
いる訳では無かったのです。
真新しい
何も無さの中へと
毎瞬間の様にして
降りて行く事を涼しい顔を
したままで やってのけて
いたのです。
全ては
あなたが
毎瞬の様に
新しくなっている
あなたを受け容れて
上げる事が出来ているか
どうか だけなのです。
あなたが
何処かに向かって
行ってしまうのでは無くて
此の場に居て あなたの事を
受け容れて上げる事の出来る
ゆとりと余裕を持っていられるか
どうかだけなのです。
受け容れる事は
それだけで全てを
包み込み静寂と喜びとの
両方を与えてしまい あなたを
満たし切ってしまいます。
但し
受け容れるのは
あなたの中の駄目さを
あなたの中の駄目さの場所で
受け容れて上げてからです。
そこが全ての
始まりの場所です。
他の場所で
受け容れる事など
やったとしても それは
頭の先だけの詰まらない物に
成ってしまっているはずです。
たとえ
受け容れる事を
した処で あなたには
何も起こらないでしょう。
あなたが
そこで生きている時
誰もが直ぐに あなたが
そこで生きている事に
気づいてしまうはずです。
あなたが
あなたの事を
本当に受け容れて
上げる事が出来てしまっている時
あなたの
周りの人達が
今迄に受け容れて
貰えた事など一度も無い
場所を あなたに受け容れて
貰う事が出来てしまうからです。
そして
あなたの傍は
まるで 故郷に
帰って来たみたいに
とても居心地が良くて
温かいのです。
あなたの
心の見つめ方の
手助けが出来ます。
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