あなたが
何かを解った
途端に
何かを
解った あなたは
既に過去の現実と成って
しまっているのです。
だから
あなたが何かを
解った あなたと
成れる事など永遠に
無いのです。
全てを
手放してと
言うけれども
本当は全てが既に
無くなってしまっている事を
認識して下さいと言う
事なのです。
そうすると
あなたは何もかもの
全てが無くなってしまった
何も無い空間と言う現実と
共に居られるのです。
あなたは
常に何も無い
空間だったのです。
けれども
それは いつも
同じ何も無い空間
などでは無くて
常に
真新しく
産まれたばかりの
空間と共に あなたは
居られるのです。
身軽で
過去から
何一つとして
持ち込まずに
新たにも
何一つとして
抱え込まない
産まれ立ての軽やかな
真新しい空間として
居られるのです。
全てを
その場の中へと
手放してしまい
置き去りにしてしまい
何もかもの全てが無くなって
しまった時に目の前に現れている
生まれて来ている真新しい何もかもの
全てが無い空間を受け容れて上げれば
良いだけなのです。
その時に
あなたの中に
それ以前の何かが
残されてしまっていたならば
目の前に現れている何もかもの
全てが無くなってしまっている
産まれ立ての空間の事を受け容れて
上げる事が出来ないのです。
あなたの中に
残されている何かが
目の前の何も無い真新しい
空間の事を空間のまま受け容れて
上げる邪魔をしてしまって受け容れて
上げられるスペースが土壌が
無いのです。
どんなに確かで
どんなに正解で
どんなに真実で有り
どんな真理だったとしても
あなたの中に置くべき物など
何一つとして存在しないのです。
全ての現実は
既に終わりを遂げ
あなたの中には本当は
何一つとして現実としては
存在していないのです。
だから
あなたの中には
何もかもの全て無いのです。
それらは全部が あなたの
体験した事の記憶に過ぎない
ものなのです。
言わば
ガラクタです。
残骸です。中味は既に
消え失せてしまっています。
過去の どんな体験も
あなたの中に置かない事です。
でなければ あなたは過去の
体験の置いて有る記憶の中へと
何度も出入りを繰り返しては自分を
騙してしまっているのに それにさえ
気づけずに何年間もの時を無駄にして
しまう事に成ります。
真理を
あなたが勝手に
固定化してしまっては
駄目なのです。
あなたが
解り易い様に
作り変えては
駄目なのです。
真理は誰にも
躾けたりする事など
出来ない代物です。
真理は野生児で
何処に どんな形で
出現するか解らないのです。
それを あなたが
何度でも 何度でも
あなたの期待を裏切られながら
真新しい真理と出会い続ける事を
して行く事しか無いのです。
その内に
あなたは解ります。
何の期待もしては駄目なのだと
だって その期待は その予測は
過っての過ぎ去った過去からの期待であり
過去からの予測だからです。
何処に
どんな形で
出現するのか
解らない真理だからこそ
あなたが その度に見い出す事を
して行く事で あなたの感性は
真理に依って どんどんと
磨き込まれて行くのです。
そして
いつか あなた自体が
真理の中へと溶け込んでしまい
真理自体に成ってしまいます。
それは
あなたが何一つとして
何処からも持ち込まない
何も無い空間として当り前の様に
居られる様に成れてしまい
あなたの
実態が本当は
元々何も無い空間でしか
無かった事が解れば あなたに
真理へと溶け込めてしまう準備が
出来た事に成ります。
そうです。
あなたは本当は
真理そのものだったのです。
それを いつか
あなたが実感で解る事が
出来てしまう時が来ます。
そして
それさえも
捨て去る事が出来て
本当に何も無く成った時
あなたは永遠の真理の中へと
溶け去ってしまいます。
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