多くの人達の
今の生き方のままでは
世の中の
殆んどの人達は
実際には存在する事など
出来ない場所に
必死で存在しようと
頑張ってしまっています。
だから誰もが
こんなにも疲れ果てて
しまっているのです。
そればかりか
その 頑張りが
決して実を結ぶ事なく
誰もが存在しないままで
人生を終えて行く事に成って
しまうしか無いのです。
そして残念な事に
その事実に気づく人達は
誰一人として居ないのです。
最後の最後に成り
あなたが息を引き取ろうと
する段階に於いて
きっと
あなたには
自分の生きる場所が
間違っていたと気づけて
しまっているはずなのです。
ところが
その時には
やり直す時間さえも
無い為に あなたは悔いを
残して この世を後にするしか
無いのです。
ましてや
人生は それで終わり
などでは有りませんから。
あなたが
死んだら全てが
終わりなどでは
無いのです。
その後も
別の次元で ずっと
あなたの生は その状態を
引き継ぎながら続いて
行くしかないのです。
だからこそ
あなたが生き様としている
その場所は実際には存在してなど
いない場所の中に あなたは必死で
自分を無くすまいとして戦い
既に無くなり
在りもしない自分の
存在を刻み付け様として
あがなっています。
ところが
その場所は
あなたの頑張りや
期待には応える事もせずに
次々と一瞬の内に無くなり
過去の中へと消え失せてしまって
行くしか無い場所なのです。
どんなにか
凄い事を あなたが
した処で次の瞬間には
全てが跡形も無く此の場から
消え失せてしまっていて
実際には
あなたの中に
記憶としてしか
残っていないのです。
けれども
記憶は記憶であり
現実では有りません。
実際には何もかもが
無くなってしまった事の方が
歴然たる事実なのです。
その事実を その現実を
あなたは避けてばかりいて
一度も受け容れて上げようとは
して来なかったのです。
そこに
あなたの生を
見い出そうとすると
あなたは大きな摂理と
戦おうとしている事に成ります。
そして あなたの負けは 戦う前から
既に決まっている事なのです。
だって大きな
摂理は誰かの利害などに
お構い無しですから。
そこに戦いを
挑んだり逆らう事をする
事などでは無いのです。
その摂理には何の問題も
無かったのです。
それは
そう出来て
しまっているのですから
流れを堰き止めようと
して来ていた あなたの方が
身の程知らずだっただけなのです。
そこは
逆らう場所では無く
任せる場所だったのです。
そこに
負けてしまい
あなたは初めて本物の
あなた自身を知る羽目に
成っているのです。
だから
摂理には
出来るだけ早く
負けてしまう事です。
あなたが
生きていた
つもりだった場所は
実際の場所では無く
あなたの思い込みの中でしか
無かったのです。
記憶を紡いで
構築した思い込みの中にしか
あなたは存在出来ていなかったのです。
実際には
過ぎ去った
過去の中に生きる事など
誰にも出来ませんから その過去の
記憶の中に生きてしまっていたのです。
記憶の中の過去と
記憶の中の過去から
作り出した未来の中を
昨日の後悔や達成感の中に
そして明日の心配や展望の中に
あなたは生きられているつもりとなり
リアルな現在の中だけには あなたは
生きる事をしていなかったのです。
実際に生きる事の
出来る場所は現在の中
だけなのにリアルな現在を
過去と過去から描き出した
有りもしない未来の中に生きる事で
リアルな現在を台無しにしてしまい
あなたの手で詰まらない過去の繰り返しに
し続けてしまっていたのです。
そして現在も
その輪の中から あなたは
抜け出す事が出来ないのです。
現在の中には
過去は去り 未来も
まだ来ていません。
そこには何もかもが
無くなってしまっている
だだっ広い空間が在るだけです。
それを外側から
見ているだけだと
虚しく成りますし
寂しくなってしまいます。
あなたが
目の前の空間を
受け容れてしまう事が
出来れば あなたは その
空間の中に溶け切ってしまい
空間と一体と成る事が出来て
しまいます。
すると
その空間の中に
何かが一杯に満ち満ちて
しまっている事が実感出来ます。
空間の中に
満ち満ちた透明な
気体の方こそが中味の
方こそが
元々の本当の
あなただったのです。
あなたが
存在を刻みつけようと
しなくたって あなたは
存在してしまっていたのです。
それに あなたが気づかなかった
だけだったのです。
真実の
あなたの姿に
今日まで あなたが
気づけなかっただけなのです。
そして
その あなたは
毎回の様に あっさりと
無くなってしまいます。
それを あなたが
自覚した次の瞬間には
真新しい あなたが何も無い
純粋で無垢な空間としての
あなたが生まれて来て
しまっています。
その何も無い
空間の中味の方こそが
あなたなのですから外枠の
空間だけを捉えるのでは無く
空間の中に満ち満ちている中味の
方にこそ目を向けてしまい あなたが
受け容れて上げる事です。
それだけで
あなたは芯から
満ち満ちてしまいます。
そこが
あなたが
生きる事の出来る
唯一の場所なのです。
あなたが
生きる事の
出来る場所は
リアルな現在の
中だけなのです。
そして
そのリアルな
現在の中に生きるのには
今迄の あなたの得て来た
知識や体験や経験の全てを
あなたが潔く手放す事が出来るか
どうか だけなのです。
厳密に見て行くと
それらは全て体験した途端に
過去の中へと現実は消え去って行き
あなたは既に何一つとして持ってなど
いないのです。
何も持ってなど
いない事の方が現実なのに
その現実は受け容れずに わざわざ
あなたの記憶の中から掘り起こして
持てているつもりと成っているのです。
そこで実際に
出来ている事は
過去のものを まるで
墓穴から掘り起こして来る
様にして持って来れてなど
いないにも拘らず持って来れて
いると言う幻想と思い込みの方を
まるで現実の様にして捉えてしまい
現実には何もかもが
無くなってしまっていると言う
実際の現実の方を あなたは思い込みを
現実に すり替える事で無い事にして
しまえているのです。
これが
あなたや
多くの人達の
身の上に実際に
起きてしまっている
事なのです。
だ～れも
実際には居ないのに
それに気づいている人も
だ～れも居ないのです。
そして
実際に生きられる
場所には だ～れも
居ないのです。
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