あなたが
何かを やり遂げたり
何かを やり上げたりしたとしても
あなたは ただの人でしかないのです。
一見すると
あなたが何かを
やり上げた時には
あなたは大層な人の様に
見えてしまい 周りの人達からも
大層な人だと称賛されるけれど
それでも あなたは
その物事が終わってしまえば
ただの人でしかないのです。
あなたが
何かを やっていた頃には
大層な人であったのに
あなたの やっていた
何かを奪われてしまったり
何かが やれていた時代が
終わってしまった後に成って
初めて あなたは ただの人に
成ってしまう訳では無いのです。
あなたが
何かを やっている
最中の頃であっても
本当は あなたは ただの人
でしか無かったのです。
だって
あなたは
多くの人達から
称賛されていた
最中に 在っても
あなたの中には
本当は自分など大した事の
無い ただの人間でしかないのに
何故 こんなにも称賛されるのかと
不思議に感じられていた気持ちが
確かに あなたの中には在りました。
その時の
気持ちこそが
真実を見ていたのです。
その真実を
見ていた目こそが
正しかったのに あなたは
次第に その真実に目を向けずに
周りの人達が称賛を浴びせてくれる
あなたの姿を見て行ってしまったのです。
そんな あなたなど
実際には何処にも居ないのに
あなたは その自分の姿を維持しようと
して行ってしまったのです。
あなたが
あなたの中の
真実を見つめる事の
出来る目を塞がずに
生きて来たから
あなたは何かが
一時でも出来る様な
状態に成れていたのです。
それは あなたが
いつでも 何も出来ない
ただの人としての場所から
物事を始める事が出来るからです。
あなたが
ただの何も出来ない人から
物事に挑むには初めの一歩から
始めなければ成りません。
だから
どんな物事でも
出来てしまうだけなのです。
もしも あなたが
大層な 何がしかの人だとしたら
あなたは大層な 何がしかの人から
初めの一歩を踏み出し始めて
しまうのです。
それは
初めの一歩では無くて
数歩も進んでしまった所からの
途中からの出発に成ってしまうのです。
だから大した事など出来なく成ってしまうのです。
おまけに原因が何処に在るのかも見破る事も
出来なく成ってしまいます。
だから
世の中では
おごる事は駄目だと
たしなめているのです。
あなたが
おごる事で
本来の生の場所が簡単に
見失われてしまうからです。
把握する
自分の事を
見誤ってしまうと
あなたは本当に物事が
何一つ出来ない人に転落して
行ってしまうしか無いのです。
ただ真実は
あなたが どんなに
何かが出来たとしても
その何かが出来た時の
あなたの姿と言うのは物事が
終わったと同時に消え去るもので
その あなたの
姿を留めようとしたり
把握しようとしたりする
ものなどでは無く
あなたが
消え去った後に残る
何も無くなってしまった
ただの空間としての あなたこそが
本物の あなたの姿で在る事を あなたに
実感として いつも伝えてくれています。
毎回 その
ただの人としての
あなたの場所に帰る方が
あなたは心身共に深い休息を
得る事が出来てしまいます。
そして
その場所は
次の物事へ向かう
エネルギーを充電する事が
出来てしまう場所です。
だから
あなたは いつでも
何処でも ただの人のままで
居る事の方が 何よりも良いのです。
あなたは最初から
終わりまで いつでも
ただの人のままです。
ただの人のままを
毎日の様に 受け容れて
上げるだけで良いのですから。
そして人の事も
表面の何かが出来る
大層な人になど目を向けずに
その人の ただの人としての場所に
目を向けて上げて 受け容れて上げる
だけで良いのです。
本来の生は
この様に とても
シンプルなものなのです。
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