Miquette’s assortment

みけこの詰め合わせ

不自由さとテルミンについて(5)

2005-02-19 | テルミン

練習を始める

見学に行った講座などでやっていけそうなら、そのまま入学してしまうのがいいでしょう。 正統派の奏法の先生でなくても、よく合う奏法の先生の講座が見つかればそこを選べばいいと思います。

結局は自分に合う奏法がなく、独習することになってしまうかもしれませんが、そんな場合でも竹内正実さんの教則本であるテルミンを弾くは買っておくといいと思います。 楽器の購入やセッティングについてもていねいに説明されていますし、伴奏や模範演奏の入ったCDもついています。 今のわたしにはほとんど飾っておくだけの宝物となっていますけれど。(^^;ゞ

最初に購入する楽器はEtherwave(イーサウェーヴ:写真)がいいと思います。 アメリカのMoog Music(旧BigBriar)社のポピュラーな入門機で、日本の楽器店でも購入できます。(6万円前後です) 入門機とは言いますが、ライブや発表会でも多くのみなさんが弾いています。 本体部分(黒い箱の部分)の大きさは幅45cm奥行14cm高さ6.5cm(足を含まず)くらい、重さ約1.8kgです。 新しく発売された上位機種にEtherwave Proがありますが、だいぶん高価ですし、重くて大きいので初めての方にはあまりおすすめできません。

他に必要なものに、アンプ、ケーブル、マイクスタンド(ストレートタイプ)があります。 詳しくは講座で教えてもらったり、竹内正美さんによる教則本であるテルミンを弾くを参照にしてください。

それと、楽器を設置する場所ですが、半径約1.5mの円の範囲に動くもの(自分以外の人も含めて)や磁場を生じるような電化製品がない場所を選びます。 Etherwaveは比較的軽くて動かしやすいので、家の中でそういう場所を探してみるといいでしょう。 ありがたくも鑑賞してくれる人がいる場合も円の外で、です。(^-^;

なおTOYテルミンは、TOYテルミンでないテルミンを練習するのには向きません。 あくまでもTOYテルミンの練習にしかならないのです。