椰子・椰子
2005-02-02 | 本
椰子・椰子 川上 弘美 (著), 山口 マオ (絵)
大人になると飛ぶ夢はあまり見なくなるそうだ。 でもわたしは相変わらずポカンと浮かんでいて、地上から30cm~3mくらいのところを手でヨイショっと漕ぐと進んだりしている。
さて、蛇を踏むで芥川賞を受賞した川上さんのこの本、へんてこな夢を見るのはわたしだけじゃないんだ、と安心する。
絵本風の日記形式になっていて、間に短編が5つ入っていて、シュールな絵は文庫版
でも充分楽しめる。
これもおやすみ絵本かな、大人のための。 なぜおやすみ絵本なのかは、あとがきを読むとわかる。
ところで上の写真の木の実、子供のときから持っていて、彫られた模様からずっと椰子の実のような気でいたけれど、長さは3cmほどで、椰子の実がこんな小さなわけはない。 いったい何の実だろう?