-
指先の記憶 第四章-34-
(2013-06-14 19:38:11 | 指先の記憶 第四章)
学校や部活で、どうするのかは帰ってから決めようと思っていた。お揃いのかんざしのこ... -
指先の記憶 第四章-33-
(2013-06-12 22:23:10 | 指先の記憶 第四章)
右隣で兄がテーブルに肘をついて頭を抱えた。小百合さんと正雄おじ様は驚いた顔、そし... -
指先の記憶 第四章-32-
(2013-06-11 01:03:52 | 指先の記憶 第四章)
「杏依。それは、2人が決めることだから。」新堂さんが言う。「周囲に話す必要もない... -
指先の記憶 第四章-31-
(2013-06-10 22:26:50 | 指先の記憶 第四章)
円卓のテーブルには料理が並んでいた。中華料理というか、これが飲茶と言われるものな... -
指先の記憶 第四章-30-
(2013-06-08 16:16:53 | 指先の記憶 第四章)
叫びそうになった響子さんの口を新堂さんが手で覆った。響子さんは抵抗するけれど、新... -
指先の記憶 第四章-29-
(2013-06-07 00:55:24 | 指先の記憶 第四章)
慌ててドアを閉めた。でも、私に気付いた新堂さんが、素早く廊下側のドアノブを掴んで... -
指先の記憶 第四章-28-
(2013-06-06 20:35:10 | 指先の記憶 第四章)
これから先、須賀君に対して、どう接して良いのか分からなくて、今まで通りで過ごす難... -
指先の記憶 第四章-27-
(2013-06-05 19:18:48 | 指先の記憶 第四章)
この数日を思い出してみる。「私は…親戚かもしれな... -
指先の記憶 第四章-26-
(2013-06-04 19:23:30 | 指先の記憶 第四章)
部屋の角に身体を安定させて、哲也さんが息を吐き出した。「大丈夫ですか?ごめんなさ... -
指先の記憶 第四章-25-
(2013-06-03 23:23:56 | 指先の記憶 第四章)
「はい。だからこそ、お礼が言いたいんです。」私は小さな溜息が出た。「叔父には... -
指先の記憶 第四章-24-
(2013-06-03 19:28:23 | 指先の記憶 第四章)
色々と考える私の前で、麗子さんは、またポロポロと涙を落とす。「どうして麗子さんは... -
指先の記憶 第四章-23-
(2013-06-03 19:26:11 | 指先の記憶 第四章)
案内された部屋にはソファとテーブルが置かれていた。思ったよりも小さな部屋に安心し... -
指先の記憶 第四章-22-
(2013-06-01 10:58:23 | 指先の記憶 第四章)
「悪い意味でショックは、ないです。色々思い返すと納得、というか。世間一般の基準で... -
指先の記憶 第四章-21-
(2013-05-31 00:50:10 | 指先の記憶 第四章)
「好美ちゃん。10時には1階の応接室に来れる?」「うん大丈夫。シャワーだけだし。... -
指先の記憶 第四章-20-
(2013-05-29 18:51:19 | 指先の記憶 第四章)
「哲也が、勝手なことをしているようだが?」「え?」思わず離れてしまった。「えっと... -
指先の記憶 第四章-19-
(2013-05-28 20:38:23 | 指先の記憶 第四章)
目が覚めて、体が軽いと感じた。気持ちの良い朝を迎えたのは、凄く久しぶりだ。テーブ... -
指先の記憶 第四章-18-
(2013-05-25 23:58:06 | 指先の記憶 第四章)
「もしかして、優輝…ですか?」須賀君の問いに杏依ちゃんが頷いた... -
指先の記憶 第四章-17-
(2013-05-24 08:07:08 | 指先の記憶 第四章)
どれだけ時間が経過したのか、分からない。現実に戻って冷静になってきて、新堂さんの... -
指先の記憶 第四章-16-
(2013-05-23 19:50:01 | 指先の記憶 第四章)
台所に残された私達は向かい合って座っている状態だった。新堂さんは隣の部屋に積み上... -
指先の記憶 第四章-15-
(2013-05-22 23:06:38 | 指先の記憶 第四章)
新堂さんが手を伸ばした。右手が須賀君の頭を撫でている。夏休みに比べると伸びてしま...