
7月1日、日本では、コンビニでのいわゆる「レジ袋」が有料化された。
コンビニの「レジ袋」の有料化と「エコバッグorマイバッグ」の利用促進は、プラスチックごみの削減への現代社会のささやかな試み。
ただ、社会主義のソ連邦の時代にロシア語を勉強したことのある人は、きっと昔のことを連想して、こうした社会の流れにちょっとしたノスタルジーを感じるに違いない。
そう、「авоська」(アヴォーシカ)、のことです(写真はネットで拾った)。
基本的に配給制度の社会だった旧ソ連では、いつどこで掘り出し物的なセールがあるかわからない。
帰宅途中で、運よく何らかの商品の行列を見つけてゲットしたのはいいけど、手に抱えて持って帰るのは至難の業。
そんな、「もしかして、いいものがあるかも?」ってときに、みんなが常に持っていたのが、「авоська」。
文字通り、「もしかして袋」、って言われていた気がする。
プログレッシブ・ロシア語辞典では、「(網目状の)買い物袋」、って訳されている。
買い物したときは、買い物袋が必要なのは、古今東西、どこもかわらない(現代のロシアは豊からしいから、現在がどうなのかは、残念ながら分かりません)。
機能的には、エコバッグもマイバッグも「アヴォーシカ」も何も変わらない。
買ったものを入れて、家に持って帰るだけ。
私も簡易エコバッグをデイバッグに1個入れている。
ただ、その利用をとりまく社会的な状況は、全然違うけどね。
日本のエコバッグ、いろいろと機能的なグッズがでているけど、携帯&収納の点で、この網目状の「авоська」で十分じゃないかなって気がする。
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