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『マイ・ボス・ウェディング』

2023年06月16日 | 映画(ま行)
『マイ・ボス・ウェディング』(原題:My Boss' Wedding)
監督:アンドリュー・シーメック
出演:ホリー・デヴォー,ドリュー・シーリー,ブリジット・キングズレー,ランディ・キャノン,
   ウィニー・クラーク,レベッカ・ラマルシュ,フェイ・ダンス,サンディ・クローリー他
 
荒天大好きなんですが、そんな日に家から遠い劇場に行く気にはなれません。
絶対映画を観に行こうと思っていいたのに気分が乗らず、自宅へ直帰。
ラジオは野球中継に合わせたまま、Amazonプライムビデオでお気楽な作品を物色。
 
観終わってからもアメリカ作品だと思っていましたが、2021年のカナダ作品でした。
カナダにしては普通に明るいラブコメ。テレビ用の映画のようです。
 
アラサーのOLニコールは、昇進を狙って仕事一筋。
几帳面な性格で、1週間分の洋服を選んでおくほどの「計画」好き。
憧れの上司キムに気に入られようと、休日返上で企画書を練り上げるが、いつも空回り。
 
そんなある日、キムから呼び出されたニコールはいよいよ昇進かと喜ぶが、
結婚を決めたキムとその恋人ブラッドリーが、計画万全のニコールの腕を見込み、
ウェディングプランナーを務めてほしいと言うのだ。
 
しかし独身のニコールにとって結婚式は初めてのこと。
経験がなくて不安がるニコールのために紹介されたのは、ブラッドリーの甥っ子マイケル。
マイケルは姉4人の結婚式に出た経験があるため、何でも知っているという。
 
結婚式を成功させれば昇進も夢ではないと考えるニコール。
マイケルは好青年ではあるが、親族の中でも変わり者らしく、自由人すぎて自分とまるで合わない。
彼といれば計画が台無しになりそうで、ひとりで進めようとするニコールだったが……。
 
知っている役者はひとりもいません。
カナダ作品だと聞いてそれには納得しましたが、主演のふたりがどちらもイマイチなんだなぁ。
 
ニコール役のホリー・デヴォーは確かに可憐なところもある。
けれど印象に残る女優かと言われると全然。
マイケル役のドリュー・シーリーにいたっては、イケメンという設定だけど私のタイプじゃない。
なんというのか、若いんだか老けているんだかわからない顔つきなんです。
マイケル・シャノンを少しイケメン寄りにしたみたいな感じというのか。
 
物語も実に凡庸。合わなかったふたりが恋に落ちるのは当然のなりゆき。
ブラッドリーの浮気疑惑をキムに話すかどうかを悩むニコールにマイケルがガッカリするのも普通。
そしてその疑惑が勘違いだったというのも当たり前のオチ。
 
せめてマイケル役の彼がもう少し私のタイプだったらよかったのになぁ。
ま、でも、気楽に観られる作品であることは間違いありません。
野球中継を聴きながらでもなんら問題なし(笑)。観て損ということはない。

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