夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『新喜劇王』

2020年06月18日 | 映画(さ行)
『新喜劇王』(原題:新喜劇之王)
監督:チャウ・シンチー
出演:エ・ジンウェン,ワン・バオチャン,チャン・チュエンダン,ジン・ルーヤン他
 
シネマート心斎橋にて4本ハシゴの2本目。
 
香港/中国作品。
『少林サッカー』(2001)や『カンフーハッスル』(2004)のチャウ・シンチー監督が、
自身の監督・主演作『喜劇王』(1999)をリブート
主演にはチャウ・シンチーが見出した新人エ・ジンウェンを大抜擢。
 
お世辞にも美人と言えないモンは、幼い頃から女優になるのが夢。
しかしオーディションに落ち続け、回ってくる仕事はエキストラのみ。
しかもたかだかエキストラなのに演技論を打とうとするから、
現場では変人扱いされて追い出されることもしばしば。
 
そんな彼女がそうとは知らずにドッキリにかけてしまったのが、
かつての人気俳優で今はすっかり落ち目のマー。
マーがありえない姿で驚くシーンが動画となって出回り、
信じがたい勢いで人気が再燃。
マーは自分を復活させてくれた女性に再び会って礼を言いたいと願うが、
モンはすでに女優をあきらめ、ウェイトレスとして働いていて……。
 
最初はその期待の新人演じるモンを面白いとはまったく思えなくて。
ただただウザいだけで笑えないじゃんと思っていました。
そのせいでドッキリのところ、一瞬寝てしまったのですけれど。
ラストが近づくにつれて面白くなります。
 
最後の最後に登場するモンは綺麗。
女優って、こうやって洗練されていくのだなぁと思いました。
まぁ、最初のほうはほぼスッピンだと思われ、化粧次第ってことですね。
 
努力は報われるというのは、報われた人がいうことで、
本当は報われていない人のほうが多いのかもしれません。
でも、あきらめちゃったらそれで終わり。
やっぱり、努力は報われる、夢は叶うと思いたい。

宇宙が滅亡した後もがんばれ。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『未成年』 | トップ | 『色男ホ・セク』 »

映画(さ行)」カテゴリの最新記事