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『すべてが変わった日』

2021年08月15日 | 映画(さ行)
『すべてが変わった日』(原題:Let Him Go)
監督:トーマス・ベズーチャ
出演:ダイアン・レイン,ケヴィン・コスナー,ケイリー・カーター,レスリー・マンヴィル,
   ウィル・ブリテン,ジェフリー・ドノヴァン,ブーブー・スチュワート他
 
TOHOシネマズ梅田別館から本館へ移動。
歪な形状のシアター5にて鑑賞しました。
 
原作は2013年にラリー・ワトソンが発表した“Let Him Go”(=原題)。
舞台は1963年のモンタナ州だそうで、道理で連絡手段としてケータイが出てこない。
一度も所持したことのない私が言うのもなんですが、不便やなぁ。
不便だからこそ、こういうサスペンスが作りやすいのですよねぇ。

保安官のジョージ・ブラックリッジと妻のマーガレットは、一人息子のジェイムズ夫婦と同居中。
ジェイムズとその妻ローナの間には男児が生まれ、ジミーと名づけられる。
ジョージとマーガレットはジミーのことが可愛くて仕方ない。
しかしある日、ジェイムズが落馬事故で還らぬ人となる。

3年後、ローナはドニー・ウィーボーイという若者と再婚。
ドニーには最初から良くない印象があったが、悪い予感は的中。
マーガレットは、ドニーがジミーとローナを殴る姿を目撃する。
ドニーに正面から抗議するわけにも行かず、
ケーキを携えてドニーとローナを訪ねたマーガレットだったが、彼らの家はもぬけの殻。
どうやらノースダコタ州にあるドニーの実家へ帰ってしまったらしい。

ジミーをあんな男には任せておけない、取り返しに行くと決めたマーガレット。
最初は躊躇していたジョージだが、マーガレットと共に向かうことにして……。

マーガレット役をダイアン・レイン、ジョージ役をケヴィン・コスナー
超こえぇウィーボーイ一家の長でお婆のブランチ役にレスリー・マンヴィル。震え上がりますよ。
ジョージの指は簡単に手斧で切り落とされますから要注意(笑)。

ローナ自身もこの家から逃げ出したいと思っているけれど、
もしも逃走に失敗したら殺される。
おぞましいウィーボーイ一家からどうやってローナとジミーを救い出すか。
マーガレットたちに協力する先住民の青年ピーター役のブーブー・スチュワートが○。

面白かったことは認めますが、批評家の評価が高いのがようわからん。
じいじとばあばが孫を取り戻そうと必死になるのは当然のこと、
それをこんなアクションさながらの作品に仕立てるのは斬新といえば斬新か。

私には本作がケヴィン・コスナーよりもニコラス・ケイジ向きな気がします。
ちゃいます?
ただ、ニコラス・ケイジならもっとB級臭くなったであろうことは間違いなし(笑)。

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