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『ソニック・ザ・ムービー』

2020年07月13日 | 映画(さ行)
『ソニック・ザ・ムービー』(原題:Sonic the Hedgehog)
監督:ジェフ・フォウラー
出演:ジェームズ・マースデン,ティカ・サンプター,ジム・キャリー,ナターシャ・ロスウェル他
声の出演:中川大志,中村悠一,山寺宏一,井上麻里奈,斉藤こず恵他
 
この日はなんとなく疲れていて直帰したい気分でしたが、
せっかくのファーストデー、何も観ずに帰るなんてもったいない。
109シネマズ箕面にて17:45から上映の本作1本だけ観ることに。
「洋画は字幕で観る派」の私ですが、やむを得ず吹替版を。
 
知りませんでした、“ソニック・ザ・ヘッジホッグ”って、
日本生まれの人気ゲームキャラクターなんですね。
それをハリウッドが実写とCGを融合して映画化。
ということは、『名探偵ピカチュウ』(2019)みたいなもんか。
とにかく何にも知らないまま観ました。
 
宇宙で育ての親ロングクローと平和に暮らしていたソニック。
しかしある日、ソニックが持つスーパーパワーが狙われて攻撃を受ける。
ロングクローは身を挺してソニックを地球へと逃がす。
別れ際、ソニックに告げられたロングクローの最期の言葉は、
もしも地球でも狙われるようなことがあれば、
秘密のリングを使ってほかの星に逃げなさいということ。
 
ロングクローの心配をよそに、ソニックは地球で過ごして10年経過。
悪事など起こるはずもない田舎の町で、
根っからの善人である保安官トムとその妻で獣医のマディの様子を覗き見しながら、
いたって穏やかに暮らしていた。
 
とはいうものの、人前に姿を現すことのできないソニックは、
誰かと遊ぶこともなければ友だちをつくることもできない。
仕方なく、住民が寝静まった頃、ひとりで野球を楽しんでいたが、
興奮のあまりパワーが炸裂、大停電を発生させてしまう。
 
大停電の原因を突き止めるため、政府が調査を依頼したのは、
悪の天才科学者ドクター・ロボトニック。
ロボトニックに存在を気づかれて追われるはめに陥ったソニックは、
咄嗟にトムとマディの家に逃げ込む。
 
音速の青いハリネズミ、ソニックを見たトムは仰天。
麻酔銃を放ったところ、ソニックに命中。
その拍子に落とした大事なリングを見つけるため、
ソニックとトムの珍道中が始まるのだが……。
 
まったく期待せずに観たということもあるのでしょうが、結構面白かった。
何より、中川大志の声がソニックにピッタリで。
そして、極悪ロボトニックを演じるジム・キャリーの声を担当するのが山寺宏一
キレッキレの演技にキレッキレの声でワラける。
 
クイーンの“Don't Stop Me Now”がかかるし、ZZトップの話が出るし、
“メン・イン・ブラック”みたいに黒い服を着てるけど
ウィル・スミスみたいに格好良くはない」という台詞があったり、小ネタもいろいろ。
 
こうして観てみると、たまには吹替も楽しい。
私のようにもとのゲームをまったく知らなくても楽しめるのでは。
子どもさんにもオススメです。
 
ファーストデーだというのに、客は私ひとりでしたけどね。(^^;

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