夜な夜なシネマ

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『フライト・ゲーム』

2014年09月15日 | 映画(は行)
『フライト・ゲーム』(原題:Non-Stop)
監督:ジャウマ・コレット=セラ
出演:リーアム・ニーソン,ジュリアン・ムーア,ミシェル・ドッカリー,ルピタ・ニョンゴ,
   スクート・マクネイリー,ネイト・パーカー,ジェイソン・バトラー・ハーナー他

本作を観終わった瞬間に甲子園へ向かえるように、
前述の『イン・ザ・ヒーロー』の後、晩ごはんの買い出しに阪急百貨店へ。
本作上映中は座席に持ち込まないといけないため、
においのあまり強くないお弁当を物色。
551蓬莱の豚まんなんてのは、映画鑑賞中には大迷惑でしょうから(笑)。
夕方前の中途半端な時間だったせいか、お弁当の種類があまりない。
その代わり、お昼に売れ残ったものなのか、やたら安いお弁当が。
それだけではちょっと寂しかったので、御座候も買いました。

てなわけで、一緒に野球観戦予定の友人の分とあわせてお弁当と御座候を2個ずつ買い、
ふたたびTOHOシネマズ西宮へ戻って、本作を鑑賞。

『エスター』(2009)がものすごく怖かったスペイン出身監督の作品です。
リーアム・ニーソン62歳、『シンドラーのリスト』(1993)から20年。
奥様のナターシャ・リチャードソンが事故で亡くなったときは、
おしどり夫婦っぽかったのに大丈夫かなと思っていましたが、
このところハリソン・フォードより出番の多い熟年アクションスターの感。

アメリカ国土安全保障省運輸保安庁(TSA)の監督下にある連邦航空保安局。
そこから配備される連邦航空保安官は、一般の乗客を装って旅客機の警備に当たるのが仕事。
航空保安官のビルは、ニューヨーク発ロンドン行きの便に搭乗する。
彼にはアル中の気があり、心にも問題ありと自分でわかっているから、任務に就くのは気が重い。
上司にそれを訴えるが、あえなく却下されて仕方なく機内へ。

真夜中、大西洋の上空を飛行中、突然ビルの携帯に不審なメールが届く。
同じ機内にいるとおぼしき送信者は、指定の口座に1億5千万ドル送金することを要求。
もし従わなければ、20分ごとに機内の誰かを殺すと言うのだ。

20分後、思いもよらぬ形で最初の犠牲者が出る。
それを一部始終監視していたかのようなメールがまた届き、
ただのいたずらではないことが明らかに。
しかも、指定された口座をTSAが調べてみると、それはなんとビルの口座。
ビルこそが犯人で、旅客機をハイジャックしたものとTSAは断定。

真犯人を探し出そうと躍起になるビルに乗客が反発。
ビルの隣席の女性ジェンと客室乗務員のナンシーだけは信じてくれるが、
ほぼ孤立無援といってもいい状態で……。

個人的には、ジェイソン・ステイサムの出演作と同様、
リーアム・ニーソンの出演作はどれもそこそこ楽しめます。

乗客の誰も彼もがどこか怪しく、犯人は最後までわかりません。
犯行に至った動機や方法の詳細説明が中途半端、真犯人が判明するシーンもイマイチ。
けれども、地上では誰もがビルを犯人と決めつけていて、
機内のTVではビルの人生を丸裸にするかのような報道の様子が映し出されているなか、
ビルがどうやってみんなを信用させて真犯人を見つけるのかだとか、
爆破の危機にある旅客機からどうやって乗客と乗務員を救うのかだとか、
そのあたりがとっても面白かったです。

長身の俳優さんはそれなりに年を食っても映えますね。
モーガン・フリーマンが189cmというのに以前驚きましたが、
リーアム・ニーソンはさらに高い193cmだそうで。

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