夜な夜なシネマ

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『ラスト・ベガス』

2014年06月13日 | 映画(ら行)
『ラスト・ベガス』(原題:Last Vegas)
監督:ジョン・タートルトーブ
出演:マイケル・ダグラス,ロバート・デ・ニーロ,モーガン・フリーマン,ケヴィン・クライン,
   メアリー・スティーンバージェン,ジェリー・フェレーラ,ロマニー・マルコ他

この間の日曜日、職場のメンバーと甲子園レフトスタンドにてデーゲームの野球観戦。
三塁側内野席に年間予約席を購入しているため、外野で観るのはたぶん15年ぶり。
甲子園へ向かう前に1本だけ観ようと、梅田ブルク7へ。

同じ町で生まれ育った悪ガキ4人組。
あれから60年近くが過ぎ、別々の州で暮らしているが、今も大親友。
ただ、ビリーがパディの怒りを買う行動があり、パディはビリーを許していない。

さて、4人のなかでただひとり独身を貫いていたビリーが、
娘ほども年の離れた若い女性と結婚するとの報せを受けたアーチーとサムは、
ビリーの独身最後の夜バチェラーパーティーをしようと盛り上がる。
4人組は絶対。パディ抜きなんて考えられない。
アーチーとサムは苦心してパディを誘い出すことに成功する。

3人はラスベガスに到着、ビリーも合流するが、ホテルはどこも満室。
予約しておくと言ったのは誰だともめて意気が下がるが、
持参した年金を全部カジノに注ぎ込んだアーチーが大勝ち。
大金を手にした4人にホテル側が最高級スイートルームを用意する。

気分が高揚している3人を横目に、パディはやはり浮かぬ顔。
そんなとき、バーで歌う同年代女性ダイアナ(メアリー・スティーンバージェン)と出会い……。

今年観た作品でいちばん楽しかったかもというぐらい楽しかったです。
マイケル・ダグラス69歳、ロバート・デ・ニーロ70歳、
モーガン・フリーマン77歳、ケヴィン・クライン66歳。
ついでにメアリー・スティーンバージェン61歳。
あっちよりもこっちのほうが明らかに名優ぞろい。
彼らを見ていれば、年を取るのも悪くない、むしろ素敵なことだと思えます。

妻公認で浮気に臨もうとしたサムが、一歩手前で思いとどまり、
そのとき相手女性に言う台詞は、「女なら、言われてみたいこんな台詞」
「今まで、いいことはすべて、妻に最初に話してきた。
君と寝られるのは最高のことなのに、妻には話せない。
妻に話せなければその瞬間、それは最高のことではなくなるんだ」。
また、それを聞いた相手女性の反応も泣けるもの。
(サム役のケヴィン・クラインの実生活での奥様はフィービー・ケイツ、
16歳下っちゅうのがなんだか……ですけれども。(^^;)

スイートルームで4人の専属となるホテルマンのロニーや、
4人に喧嘩を売ったのに、結局仕えることになるディーン、みんな○。
パーティー客のなかにはシルク・ドゥ・ソレイユ
散乱するレッドブルなどなど、楽しすぎ。

ご機嫌で甲子園へ行ったら、天気予報の雨はどこへやら、快晴。
暑すぎて倒れそうになりながら、ビールをぐびぐび。
1回にいきなり1点取られたものの、その裏に9点取る猛攻。
終わってみれば14対8で勝ち、余裕だったとは言えませんが、快勝。
梅田で飲んだあと、ディアモールで阪神の法被姿だった見知らぬ青年とハイタッチ。
終始ご機嫌な日曜日でした。

……その後連敗していた阪神、昨日もアカンかと思ったら、勝ったぁ。(T_T)

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