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夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『パヴァロッティ 太陽のテノール』

2020年10月09日 | 映画(は行)
『パヴァロッティ 太陽のテノール』(原題:Pavarotti)
監督:ロン・ハワード
 
勤務先と自宅の間に劇場があるのは本当にありがたいこと。
まったく寄り道じゃならない場所にあるから嬉しい。
ということでまたまた109シネマズ箕面へ。
 
ロン・ハワード監督がオペラ歌手のドキュメンタリーを撮るなんて。
だって、『バックマン家の人々』(1989)とか『バックドラフト』(1991)とか、
『アポロ13』(1995)とか“ダ・ヴィンチ・コード”シリーズとか、
『ラッシュ/プライドと友情』(2013)とかの監督ですよ?
どういう経緯でこんな音楽ドキュメンタリーを撮ることになったのか知りたい。
 
さて、ハワード監督が撮ったのは、ルチアーノ・パヴァロッティ。
「神に祝福された声」の持ち主で、「イタリアの国宝」と称されるテノール歌手。
1935年生まれの彼が1961年にデビューして、世界的に有名な歌手となり、
2007年にこの世を去るまでがフィルムに収められています。
 
何が凄いって、元妻や愛人など、彼に捨てられた女性が皆、彼を悪く言わないこと。
悪く言わない人だけ本作に出演しているのかもしれないけれど、
彼との間に3人の娘を持つ元妻が、「彼の声に恋しない人はいない」なんて言うんですから。
結局最期に一緒にいたのは34歳も下の女性。
パヴァロッティよ、おまえもか!っちゅう感じですが、
不思議と私の苦手なオッサンの妄想的な雰囲気はあまり感じませんでした。
あ、「あまり」感じなかっただけで、やっぱり妄想的なんですけどね(笑)。
 
ロックバンドとジョイントコンサートを開いたり、
誰がなんと言おうと自分がやりたいと思ったことはやる。
いいんじゃないかと思います。
 
彼とプラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスの三大テノールによるコンサートの模様は
本当に楽しかった。
ダイアナ妃の映像が美しくて切ない。
 
歌声は、人々の心に残る。

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