夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ヒーローマニア―生活―』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の11本目@西宮)

2016年05月18日 | 映画(は行)
『ヒーローマニア―生活―』
監督:豊島圭介
出演:東出昌大,窪田正孝,小松菜奈,村上和成,黒田大輔,
   松岡恵望子,山崎静代,船越英一郎,片岡鶴太郎他

前述の『フィフス・ウェイブ』とハシゴ。
平日、しかも月曜日の仕事帰りに2本も観るのはしんどいに決まっているのに、
ダンナ出張中ならばこんな無理もあり。
私にしては珍しく、ハシゴの間の空き時間が55分もあり、
TOHOシネマズ西宮の1階下の書店でぶらぶら。
家に帰れば200冊以上の「積ん読」があるというのに、また3冊も買ってしまった。
そうこうしているうちに本作の上映開始時間21:00に。

原作は福満しげゆきのコミック『生活』。
隔月刊漫画雑誌『アックス』に2005年から2007年まで連載後中断。
未完の傑作の声高く、カルト的人気があったようで、
週刊漫画雑誌『モーニング』の公式サイトで連載再開。
『ソフトボーイ』(2010)の豊島圭介監督が映画化。

寂れた地方都市の堂堂市。
なごみ商店街とは名ばかりの、ちっともなごまない商店街。
不況の影が強く、人々の心は荒れ、治安の悪いことこの上ない。

コンビニのアルバイト青年・中津(東出昌大)は、
街を良くしたいと思ってはいるものの、ヘタレゆえ何もできない。
コンビニにたむろする悪党たちを妄想の中で退治するだけ。
客に言いがかりをつけられても何も言い返せずにいたところ、
赤いニット帽をかぶる青年・土志田(窪田正孝)がその客に一撃を喰らわせる。

中津が土志田の後を追ってみると、土志田は通りすがりの団地で下着を盗む。
しかしそんな下着泥棒の土志田に中津は声をかけ、
街から不良を一掃すべく悪党を退治しようと誘う。
やがて金槌を武器に若者を狩るサラリーマン・日下(片岡鶴太郎)、
土志田が下着泥棒に入った先の娘・カオリ(小松菜奈)が仲間に加わり、
自警団としての活動を本格化させるのだが……。

最初のほうはわりと楽しく観ていたのですが、
自警団をビジネスとしたさいに社長に就任する船越英一郎が出てきてから駄目。
船越英一郎に別に恨みはないのですが、役によってはとてもキモイ。
いちばん駄目だったのは『おばちゃんチップス』(2006)、
でも本作でカオリに色目を使うシーンとか浣腸されるシーンはそれ以上にキモかったかも。

コメディでありながら笑えないのは致命的。
いろいろとおぞましく、南海キャンディーズのしずちゃんも怖すぎる。
キャストは悪くないんですけどねぇ。
小松菜奈が何でもできそうで、今後の期待値は上がりました。

体調悪く、命削るほどの思いで観た映画がつまらないと凹みます。(--;

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