夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『黒崎くんの言いなりになんてならない』

2016年03月09日 | 映画(か行)
『黒崎くんの言いなりになんてならない』
監督:月川翔
出演:中島健人,小松菜奈,千葉雄大,高月彩良,岸優太,岡山天音,
   中村靖日,池谷のぶえ,川津明日香,鈴木裕乃,北村優衣他

『ザ・ブリザード』を観終わって20分後。
同じくTOHOシネマズ西宮にて鑑賞。

漫画家マキノによる人気コミックだそうで、『別冊フレンド』に連載中。
原作を読んだこともなければドラマ版を観たこともありませんが、
興行ランキングで『オデッセイ』を抜いているところが気になって。
アラフィフが観に行くような作品ではないことは重々承知。
なのに4回ぐらい泣いてしまった自分にワラける(笑)。

赤羽由宇(小松菜奈)は地味すぎる女子高生。
嘲笑われる自分を変えたいと、高校2年生になったのをきっかけに“転校デビュー”を画策。
髪型を変え、きちんと化粧もして、寮のある春美高校へと転校する。

ところが、春美寮へ入寮したその日、
副寮長でドSの黒崎晴人(中島健人)と出会い、絶対服従を言い渡される。
以来、寮の掃除をはじめとして、何かと黒崎から命令される日々。
最悪と思いながらも黒崎に背くことができない。

そんななか、寮長の白河タクミ(千葉雄大)が由宇の前に現れる。
黒崎とは正反対の優しい白河。
ある日、黒崎と白河の両方から突然キスされた由宇は大慌て。
そんなことをしても相変わらず上から目線の黒崎と、
自分の感情を隠そうともしない積極的な白河の間で揺れ動き……。

原作がどうだか知りませんが、映画版に限っていえば、
黒崎くんがドSであることを除くと、いたって普通。
幼なじみ同士の男の子、黒崎くんと白河くん両方から好かれている。
タイプのちがうふたりはどちらもモテモテで、
妬む同級生たちから嫌がらせを受けるけど、気づかない由宇。
親友が黒崎くんのことを好きと知り、応援したいと思っていたのに、
いつのまにか自分も黒崎くんのことが好きだということに気づく。
……という王道青春恋愛ものなのでした。

相当恥ずかしいです。
白河くんの「押して。スタートボタン」にはドン引き。
黒崎くんの台詞だって、恥ずかしすぎて聞いていられないものいくつか。

しかし、とにかく由宇ちゃん可愛すぎ。
ピンクが異様に似合わない私は、パステルカラーの似合う子に生まれたかったと
しみじみ思いました(笑)。

恥ずかしいし、普通すぎると思うけど、それでもやっぱり青春はいいもの。
恋愛と、女同士の友情と、男同士の友情に泣き、後味良し。
一般的にウケるのはわかります。

黒崎くんと白河くん、私はやっぱり圧倒的に黒崎くんがタイプです。
聞いてないって!?

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『ザ・ブリザード』 | トップ | 『女が眠る時』 »

映画(か行)」カテゴリの最新記事