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『囚人ディリ』

2021年11月26日 | 映画(さ行)
『囚人ディリ』(原題:Kaithi)
監督:ローケーシュ・カナガラージ
出演:カールティ,ナレーン,ラーマナー,ジョージ・マリヤーン,アルジュン・ダース他
 
イオンシネマ茨木にて、前述の『パワー・オブ・ザ・ドッグ』とハシゴ。
踊るシーンのまったくないボリウッド。踊りだしそうなのに踊りません。
 
この前日、ものすごく酔っぱらうまで飲んだから、
終業後に長尺映画を2本観るなんて正気じゃないと思われました。
懸念どおり序盤はちょっと寝ました(笑)。途中からは完全覚醒。
 
アンブ率いる大規模犯罪組織は、警察に大量の麻薬を押収されてブチ切れる。
報復しようと、警官たちが集う場所に罠を仕掛けて毒を盛る。
苦しむ警官たちを助けるには、5時間以内に80キロ先の病院まで運ばねばならない。
 
ところが集っていた警官ほぼ全員が毒を飲んでしまったから、
彼らを運ぶトラックはあっても運転手がいない。
現場にいながらかろうじて難を逃れた警察幹部のビジョイは、致し方なく、
手錠をかけられていた囚人ディリに運転を頼むことにするのだが……。
 
囚人と言いますけれど、ディリは10年の服役を終えています。
自分の娘がいる場所へ向かう途中でこんな目に。
一刻も早く娘のもとへ行きたいのに、ビジョイに脅されるのですよ。
「運転手を務めないつもりなら、おまえも娘もどないなるかわかってるやろなぁ」って。
この時点ではビジョイが悪い警官じゃなかろうかと心配しましたが、善人でした(笑)。
 
その場に運悪く居合わせた「本当はいい人」の囚人が極悪人たちと戦う話ならば、
『コン・エアー』(1997)を思い出しますし、そんなに斬新な設定ではない。
でもボリウッドでは観たことがなくて、なんとなく目を惹かれます。
踊らないけど音楽鳴りっぱなし、その音楽が鑑賞後数日経っても頭の中で流れっぱなし(笑)。
 
ま~、驚くほど人が死にます。
いい人もあっけなく殺されたりするから、こんなだったか!?インド映画と愕然。
背中からナイフを突き立てられても死なないディリ、強すぎ。
 
一風変わったロードムービーと言えましょうか。
もちろん、無事に着くことはお約束。
これで145分は長すぎるけど、仕方ありませんね。インド映画だから(笑)。
ディリがもうちょい私のタイプだったら言うことなしだったんですけれど。(^^;

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