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『シン・ウルトラマン』

2022年05月19日 | 映画(さ行)
『シン・ウルトラマン』
監督:樋口真嗣
出演:斎藤工,長澤まさみ,有岡大貴,早見あかり,田中哲司,西島秀俊,
   山本耕史,岩松了,嶋田久作,益岡徹,長塚圭史,山崎一,和田聰宏他
 
今年は意地で毎日更新してきたブログですが、今日は休まざるを得ない状況。
だって、弟のことが気になってしゃあないから、
映画を観る心境にはなりづらいし、なんだかんだで書く時間も作れないし。
と思ったけど、やっぱり意地で更新します。
 
映画を観る気にならないと言ったものの、
シネコンで上映中の作品はとりあえずあまり漏れなく観ているはずです。
先週末公開になった本作ももちろん鑑賞済み。
 
この日、弟の無事を確認してから109シネマズ箕面へ走ったら、
キューズモール箕面の駐車場で飲み友だちの兄さんと遭遇、隣り合わせに駐車。
「『シン・ウルトラマン』ですか?」と尋ねたら『流浪の月』でした。
では~ということで劇場入口でさようなら。
 
そうですね、私は“ゴジラ”よりも“ウルトラマン”世代です。
同様に“仮面ライダー”もよく観た世代。
仮面ライダーはいまだに劇場上映作品が多くて何本も観ましたが、
ウルトラマンはどうしてないのかと不思議でした。
ちょっと嬉しいじゃないですか。
 
企画と脚本は『シン・ゴジラ』(2016)の庵野秀明。監督は“進撃の巨人”シリーズの樋口真嗣
タイトルロゴの「空想特撮映画」の文字がなんだかワクワクさせてくれます。
 
本作に登場する怪獣は「禍威獣」と書かれるそうです。
その対策班として設立されたのが禍威獣特設対策室専従班、通称「禍威獣(カトクタイ)」。
室長は宗像龍彦(田中哲司)、班長は田村君男(西島秀俊)。
 
班員は4名で、まずは警察庁公安部より出向中の神永新二(斎藤工)。
神永とバディを組むのは公安調査庁より出向してきた浅見弘子(長澤まさみ)。
非粒子物理学者の滝明久(有岡大貴)、汎用生物学者の船縁由美(早見あかり)。
 
日本に禍威獣が登場するなか、現れたのは正体不明の銀色の巨人。
人々はこの巨人に“ウルトラマン”と名付けますが、
果たしてウルトラマンが人類の味方なのか敵なのかが最初はわかりません。
 
どうやら味方だとカトクタイが確信したとき、なんとその正体は神永だと判明。
神永は宇宙から飛来した外星人でありながら人間でもあると自ら言います。
 
ところが神永が別の外星人ザラブによって拉致され、
ウルトラマンになりすましたザラブが暴れまくり、
ウルトラマンは人類の敵だと皆に思わせようとするのです。
 
ザラブの嘘を見抜けずにウルトラマンを抹殺しようとする政府でしたが、
カトクタイは神永を信じるんですよねぇ。
そこへまたさらに別の外星人メフィラス(山本耕史)も現れて、事態がややこしく。
 
映像に懐かしさがあります。
昔観たウルトラマンみたいだ!と思って、オープニングは身を乗り出しました。
 
キャストも真面目なんだかふざけているんだかわからない乗りで、可笑しい。
そうそう、昔テレビで観た特撮ヒーローものの出演者ってこんなしゃべり方だったかもと思う。
昔に限らず今もなんですかね。はっきり喋るし、いちいち大げさ(笑)。
 
観ているあいだ中、私が知っているあらゆるウルトラマンの主題歌が頭の中を巡りました。
『大怪獣のあとしまつ』で呆然とした人もこれなら大丈夫じゃないでしょか。
最後はちょっと拍子抜けしちゃったけれど。
 
武器になると思いきや、何でも取り込んで調査対象にしたがる政府を笑っています。
キャスト一覧にない竹野内豊の役どころにも笑った。
まったく、偉いさんたちの考えることって、ほんとに嫌だなぁ。
 
来年には『シン・仮面ライダー』も公開されるらしい。楽しみだ!

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