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『劇場版 呪術廻戦0』

2022年01月10日 | 映画(さ行)
『劇場版 呪術廻戦0』
監督:朴性厚
声の出演:緒方恵美,花澤香菜,小松未可子,内山昂輝,関智一,中村悠一,櫻井孝宏他
 
原作を読んだこともなければ、アニメ版を観たこともなし。
話についていけるとは思えなかったので、年明けまでスルーしていました。
でも、なんばグランド花月の夜の部にひとりで予約を取った日、
その前に映画を観ようとしたら観るものがありません。
えーい、予習ゼロでわかるかどうか試してみようじゃないかとTOHOシネマズなんばへ。
 
ちなみに事前の知識は本当にゼロ。
鑑賞後も登場人物の名前を漢字でどう書くのか調べたのみです。
「オッコツ」は「乙骨」だと作品中に出てきたけれど、「ゲトー」って何よ。
「外道」かと思いましたけど、「夏油」で「ゲトウ」なのですね。
めっちゃ面白くて、切なくて、また泣いてしまった(笑)。
 
高校生の乙骨憂太(おっこつゆうた)には祈本里香(おりもとりか)の霊が取り憑いている
憂太と里香は幼いころ病院で知り合い、子ども心に結婚を誓い合った仲。
しかし憂太の目の前で里香は無残にも車に轢かれて死亡。
見目もおぞましい怨霊となった里香は憂太を守りつづけてそばを離れようとしない。
学校で憂太がいじめられているときに里香が発動、いじめっ子たちを半殺しにする。
 
普通の高校に通えなくなった憂太を受け入れることになったのは、東京都立呪術高等専門学校。
ここは、呪いを祓うために呪いを学ぶ学校で、担任はなぜか目隠しをしている五条悟。
憂太が編入された1年生クラスにはほかに3人。
声に乗せた呪いを実現化するという技を持つ呪言師・狗巻棘(いぬまきとげ)。
人間の言葉を話す突然変異種の怪力パンダは名前もそのままパンダ。
 
いつ発動するとも知れない里香の力を恐れるあまり、誰ともつきあえずにいた憂太だったが、
実習の中で学校に取り憑いた呪いを祓ったりして、少しずつ自信を持ちはじめる。
また、それぞれ個性的な同級生たちの本当の温かさも知り、だんだん心を開くように。
しかし里香の力を狙う最強最悪の呪詛師・夏油傑(げとうすぐる)が現れて……。
 
印象的なのは、本当に縛り付けられているのはどちらなのかということです。
幼くして結婚を約束したのに死んでしまった里香。
その里香が憂太に取り憑いて、憂太のことを放そうとしないのだと思っていたけれど、
実はそうではないのだということに憂太は気づきます。
放そうとしていないのは自分のほう。自分が里香を縛り付けている。
身を投げ出して里香を解き放とうとするくだりは泣けてきます。
 
五条先生がなんとカッコイイことよ。シビれました。
もとは夏油と親友だったなんてとこも泣かせるではないですか。
 
でね、初めて“呪術廻戦”を観た私は、このシリーズの主役は憂太だと思っていたわけですよ。
いまウィキペディアを読んで驚きました。主役ってわけじゃないのぉ!?
いやはや、登場人物が多すぎて、制覇しようと思ったらエライことになりそう。
それにしても“呪術廻戦”にしても“鬼滅の刃”にしても、なんで動物が必ずいるの?
パンダがハダカイノシシとかぶります。あ、ハダカイノシシは動物じゃないか。(^^;
 
純愛は大義に勝る。

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