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『センセイ君主』

2018年08月09日 | 映画(さ行)
『センセイ君主』
監督:月川翔
出演:竹内涼真,浜辺美波,佐藤大樹,川栄李奈,矢本悠馬,
   佐生雪,福本莉子,新川優愛他

前述の『インクレディブル・ファミリー』を観てから、中崎町のギャリーへ。
友人の息子がプロデュースしている展覧会におじゃましました。
ピンクとブルーをテーマにした若い作家さんたちによる展覧会。
いつも思うことですが、彼のプロデュース力は凄い。
今回もとても楽しませてもらって、TOHOシネマズ梅田へ戻りました。

TOHOシネマズ梅田の中でも大きめのスクリーンのシアター3がほぼ満席。
しかも若い子ばっかり。当たり前か。
私の前に入場したのがおじいちゃんの年頃の人で、その人と私、浮いている。
いいでしょ、いくつになってもキュンキュンするぐらい(笑)。

原作は昨年まで『別冊マーガレット』に連載されていた同名漫画。
長らく読んでいないけれど、私はやはり別マが好きなよう。

彼氏いない歴=年齢の女子高生・佐丸あゆは(浜辺美波)。
今度こそと告白するも無残に連敗更新。
すき家でやけ食いしながら親友・中村葵(川栄李奈)に電話。
レジ前で財布の中にほとんどお金がないことに気づく。
会計に並ぶ客の怒りを買って涙目になっていたところ、
あゆはの分までスッと払ってくれたイケメンが。

後日、そのイケメンに教室で再会してビックリ。
なんと彼は担任の代理を務める数学教師・弘光由貴(竹内涼真)だった。
由貴のことを一方的に運命の相手だと思い込んだあゆはは、
葵と幼なじみ・澤田虎竹(佐藤大樹)に応援を求め、積極的にアプローチ。
しかし由貴はクールな態度をまったく崩さず、あゆはを冷たくあしらう。
それでもメゲないあゆはだったが……。

観客の若い子たちがめちゃめちゃ笑っていたので驚きました。
私も楽しかったけれど、そこまでブハッと笑えるかなと思って。
いや、何度かはブハッと笑ったかな。

月川翔監督の『君の膵臓をたべたい』(2017)でヒロインに抜擢された浜辺美波。
こんなコミカルな演技ができるとは意外で、
彼女のくるくる変わる表情と、頼りになる親友役の川栄李奈のしぐさに、
観客は沸きに沸いていたようです。
上映終了後、「前の席の人の後ろ姿が竹内涼真にめっちゃ似ていて
映画に集中できんかった」と話している子もいました。
後ろ姿が似てるって、髪型が同じだけとちゃうん!?

あゆはのことが好きなのに、彼女の幸せを考える虎竹に対し、
由貴のことが好きで、あゆはに身を引かせようと動く秋香(新川優愛)を見て、
女のほうがずるいのかなぁと思ったりして。

主題歌はTWICEが歌う“I Want You Back”。
ジャクソン5の元歌を知っている人はいないんじゃないかという客層。
私の前に入場したおじいちゃんもキュンキュンできたかなぁ。

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