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『先生!、、、好きになってもいいですか?』

2017年11月02日 | 映画(さ行)
『先生!、、、好きになってもいいですか?』
監督:三木孝浩
出演:生田斗真,広瀬すず,竜星涼,森川葵,健太郎,
   中村倫也,比嘉愛未,八木亜希子,森本レオ他

この手のやつはもういい加減やめておけばいいのに、
またしても観に行ってしまいました。
そうしたら、始終ニヤニヤしどおし、怪しすぎるやろ、私(笑)。
さらには不覚にも涙ぐんだシーンまで。

原作は『別冊マーガレット』に連載されていた河原和音の少女漫画『先生!』。
意外だったのが連載時期で、1996年から2003年までとかなり前。
『高校デビュー』(2010)、『俺物語!!』(2015)、『青空エール』(2016)と続々映画化され、
いずれも評判がいいから今になって15年近く前の作品も映画化したのか。

TOHOシネマズ西宮にて。

内気な高校2年生・島田響(広瀬すず)。
親友の千草恵(森川葵)や川合浩介(竜星涼)とともに弓道部に所属している。
響は入学式のときに世界史教師・伊藤貢作(生田斗真)の大あくびを目撃。
気にはなっているが、いつも無愛想で素っ気ない伊藤のことがなんだか苦手。

恵は数学教師・関矢正人(中村倫也)のことが好き。
浩介は美術教師・中島幸子(比嘉愛未)に猛烈にアタック。
周囲は恋愛話に沸いているが、響には恋というものがちっともわからない。
みんなどうして誰かのことが好きだと自分でわかるのだろう。

ある日、関矢の下駄箱へラブレターを入れてきてほしいと恵から頼まれた響。
ところが響は関矢と伊藤の下駄箱を間違えてしまう。
大慌ての恵に謝罪し、関矢宛のラブレターを返してもらうため、響は伊藤の部屋へ。
ラブレターの誤字脱字は伊藤によって添削されていて、恵は腹を立てるが、
以来、響は伊藤のことばかり考えるように。

これこそが恋だと知った響は、伊藤にその想いを打ち明けたうえで尋ねる。
「好きになってもいいですか」。
しかし、先生と生徒という立場。伊藤は応えられないと言い……。

人気の若手を起用して青春恋愛ものを撮りつづける監督といえば、
すぐに思い当たるのは廣木隆一監督。
廣木監督は私はもう勘弁してほしいけど(とか言うてまた観るねんけど)、
三木孝浩監督はもうお腹いっぱいですとまでは言えない作品もあり、
もしかするとわりと好きなのかも、私。

笑ったり泣いたり、性格の悪い美人教師に腹を立てたりと、忙しい(笑)。
「高校生の本気なんて本気のうちに入らないわよ」というその教師。
高校生の本気をナメとったらあかんぜよ。

『ナラタージュ』の葉山先生よりよほどちゃんとしてます、この伊藤先生。

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