夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

2回目&3回目の『RRR』

2022年11月05日 | 映画(あ行)
1回目は109シネマズ大阪エキスポシティにて通常版を鑑賞。
どうしてもまた観たくなり、2回目は同劇場のIMAXレーザーGT版を選択。

弟が亡くなって、父が入院して、母も今週入院して、心身共に疲れています。
3時間の長尺だから、1回目は寝なかったとはいえ、
2回目は睡魔に襲われても不思議はないと思っていたのですが、
まったく眠くなりませんでした。だって、ホントに面白い。

ラーム・チャラン、カッコよすぎ。
警察官の制服を着ているときは全然好きじゃない。
それ以外のときも髪型と髭のせいでどないやねんと思うときもあるけれど、
“ナートゥ”を踊るときの彼なんて、もう格好良さに目が釘付け。
最後の弓を引くときの彼、どうですか。惚れてまう。

アクタル(=ビーム)とラーマが親しくなるきっかけのシーン、
橋の上からと河岸から目を合わせ、ジェスチャーだけで少年を助けに走るわけですが、
あんなこと、普通に考えたらできませんよね(笑)。

独房に収監されていたラーマをビームが救出に行った後も、
肩車して敵をなぎ倒すって、ないないない(笑)。でも心が躍る。

どうでもええけど、私の前列に座っていた兄ちゃん、
5回もトイレに立つってどーゆーこと!?
若いのにもう前立腺ヤバイんちゃうかと思ってしまいました。

で、この2回目を観た日、翌々日に一緒にディナーの約束をしていた姐さんから、
「昼間は空いてないの?」と聞かれました。
当然何か映画を観るつもりだった私は、「映画も一緒に観ます?」と返事。
姐さんが「『RRR』観たい」と言う。
「えーっ、私いまから2回目観に行くんですけど、また!?」。
ほかの映画を観る気だったのに、2回目を観ている途中で、
「やっぱりこれは姐さんにも観てもらわなあかん」と思い、
帰宅後すぐに姐さんと私の分、塚口サンサン劇場に予約を入れました。

かくして3回目は塚口で特別音響上映版を鑑賞。
上映前、劇場内に流れるインド風のBGMを聴いて姐さんが笑う。
「なんなん、この曲」。私「だってインド映画ですしね」。
姐さん「えっ!? インド映画やったん!?」。
インド映画やって知らんと『RRR』観たい言うたんかい!

何しろこの姐さんは私が『バジュランギおじさんと、小さな迷子』に誘うまで、
インド映画を観るのは自分の選択肢にはないと断言していた人です。
『バジュランギおじさん』でボロ泣きしてからは、
『きっと、うまくいく』(2009)などもご覧になって、
インド映画は無理というご自身の思い込みを撤廃。
で、本作鑑賞後の感想は「サイコー!」。

ほんまにサイコー!

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