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『パーフェクトワールド 君といる奇跡』

2018年10月14日 | 映画(は行)
『パーフェクトワールド 君といる奇跡』
監督:柴山健次
出演:岩田剛典,杉咲花,須賀健太,芦名星,マギー,
   大政絢,伊藤かずえ,小市慢太郎,財前直見他

TOHOシネマズ伊丹にて2本ハシゴ。

原作は講談社の雑誌『Kiss』に2014年から連載中の同名漫画。
この雑誌、ターゲットは20~30代女性なんですね。
本作の内容から、30代は無いと思ってしまいましたけれど、どうでしょう。
う~ん、ツライ、キツイ。私はムリ。(^^;

幼い頃から好きだった絵で食べていくことをあきらめ、
インテリアコーディネーターとして働く川奈つぐみ(杉咲花)。
ある日、同僚が読んでいた雑誌のページに目を奪われる。
そこにはかつて想いを寄せていた鮎川樹(岩田剛典)の姿があった。

彼はつぐみの高校の先輩でバスケ部のエース、誰からも慕われる存在だった。
今は一級建築士として活躍しているらしい。
ちょうど樹の会社とつぐみの会社が一緒に仕事をすることになり、
顔合わせの飲み会に参加したつぐみは、当時と変わらぬ樹の笑顔に嬉しさを隠せない。

しかし席を立つ樹を見て驚く。
大学のときに事故に遭って脊髄を損傷した彼は、車椅子に乗っていたのだ。
治る見込みはなく、一生この生活を余儀なくされるのはまちがいない。
高校のときにつきあっていた雪村美姫(大政絢)ともそのせいで別れたとか。
以来、樹はもう誰とも恋愛しないと心に決めている。

それでも樹とつきあいたいと願うつぐみに、
長らく介護ヘルパーを務める長沢葵(芦名星)は、
樹とつきあうには覚悟が必要だと厳しく言うのだが……。

杉咲花ちゃん、嫌いじゃないですよ。
でもこういうラブストーリーのヒロインにはどうも向かない顔のような気がするのです。
けなげさ一途さは伝わってくるけれど、どこか偽善的な感じが否めなくて。
それに、普通にふるまおうとするあまり後ろからいきなり肩を叩いたり(結果、仕事の邪魔になる)、
元カノの結婚式に連れて行くのもなんだか押しつけがましい。
私はイイ人間です、先輩のためを思ってやっています感がいっぱい。
あ、要はこれって私の嫌いな「がんばってるアピール」が強いということか。
「がんばっていることを先輩には悟られずにがんばっています」てなところが嫌。

ガンちゃんの笑顔を見れば、この人のそばにいたいとは思うでしょうけどね(笑)。

私よりうんと若くて素直な人なら普通に感動できるかもしれません。
残念ながら私にはムリ~。

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