さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪保険会社さんが、受診するよう言ってくださったので…

2013年05月20日 23時26分07秒 | さくら的非日常の日々
5月20日(月) 晴

この度の事故に関して、医療費は全額相手方の保険を使わせていただくことになった。
何しろ、救急外来で自分の健康保険証を提示して窓口で失笑された、交通事故初体験のさくらである。

頼るのは保険会社しかないのだ。

事故の夜は、鎮痛剤のロキソニンを服んでも、痛みと興奮で眠られず、すべての通信手段をシャットダウンして休んだ。

翌日の午後4時に、やっと起き出して携帯電話をONにしたら、チューリッヒ生命から連絡のメッセージが3件入っていた。

GW中の事故とあって、「休み明けに、担当のキトウから連絡をさせていただきます」とのことであった。

折り返し連絡を入れ、先の電話がチューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド日本支社調布オフィスからかけられたと知った。
その時私は、なぜか、とてもイラついていた。
いろいろと話した後で、「お宅さまに依頼をされた、この度の加害者の方からは、今に至るも被害者の様子を訊ねる電話1本もないんですよ。 この頃は、そんなものなんですかしら?」、「えっ、まだ、何の連絡もございませんか? 私どもからさっそくに先方さまに連絡しておきます」、「言わないでください! 絶対に! 保険会社から言われてお見舞いの電話を戴いても腹立たしいだけですから!」

象の足のように腫れあがり、間断なく痛む右足が、私の怒りの源になっているようであった。

相手の主婦の方から、「その後いかがですか?」と電話をいただいたのは、保険会社の電話を切ってほどなくであった。
思わず、「あー、さっき保険会社さんの電話を切ったところなんですよ。 保険会社さん~言われて、電話をくださいました?」

言わずもがなの一言をつい、言ってしまった大人気ないさくらであった。

翌日、菓子折を持って「近くまで来ましたので…」と、Tさんが立ち寄ってくださった。
息子たち一家や、お見舞いに来てくださる皆さまに、説明するために描いた下手くそなイラストや傷ついたヘルメットを見ていただき、ブログにUPするけれど、「あなたの個人情報を漏らすようなことは決してしませんから」とお約束をした。

事故から2週間後、名張警察署に出向き被害者供述調書を提出することになった。
その折、この時の誠実そうなTさんの姿を思い返し、中学生のお嬢さんを思い、事故申告書の「罰を求めない」にチェックを入れたのだった。

何事も、最初のボタンをかけ違ってはいけないのよ、ね♪

                   ◆

休み明けの7日、「チューリッヒ生命のキトウですが…」と、若く爽やかな声の青年(だと思った)から、連絡が入った。

翌8日には、名古屋の取材が入っていて、写真取材を千田氏にレポート取材を杉田氏と二村氏に、急遽メールでお願いをして凌いだところである。
キトウ氏に何の責任もないのだけれど、ぶつける相手がいないから、さくらの声は、少しとんがっていたと思う。

でもこの青年(だと思う)は、適当に頭を下げ、また、適当に同情もしてくれ、テキパキと話を進めてくれるので、なぜか信頼出来るような気がしてきた。

「…じゃあ、あなたは電話と文書のやり取りだけでこの事故の後始末をされるのね? それなら、名刺くらいは送ってきてくれてもいいんじゃない? 私の住所もフルネームもあなたはご存じだけれど、私はあなたを片仮名のキトウさんとしか知らされてないの、これっておかしいでしょう?」、「えっ、 お届けしてなかったですか? 私の名刺…」

数日後には名刺とワープロ打ちした書状が届き、以来今日まで一度も当方からの要求が断られたことは無い。
もっとも、さくらから要求したのは、1,2回くらいのことだったから…、かも・

キトウ氏は鬼頭氏と分かった。
名前から類推するに、辰年生まれの36歳くらいの方であろうか。

その鬼頭氏から先週末に「リハビリのあい療術院にかかるために、書類に署名捺印を」と連絡があり、「事故以来大阪に行く予定をすべてキャンセルし、あいさんにかかることが無いので…」、「あ、それなら、えーと…。 お近くでは秋山整形外科さんが有ります。 その近くにクローバー薬局さんも有りますので両方に連絡をしておきますから、月曜から治療にかかってください」、「あ~、ありがとうございますぅ♪」
予想していない成り行きに、さくらの声も上ずっている。

そんな次第で受信した秋山整形外科は、まだ新しい病院で、院長先生は地域の基幹病院・岡波総合病院の整形外科部長を務められ、それから開業なされたそうだ。

タクシーで向かう途中、運転手のナカハラさんが「へぇ~。 良心的な保険会社やねぇ。 普通は、なかなか向こうからは言うてくれないよ」と感心しておられた。


       

右足のすねに溜まった血腫が、なかなか治まらないようなら、「切開して膿を出し、洗って治すこともあり得ます」と、名張市立病院の園田潤部長と同じことをおっしゃって、同じように消毒をして滅菌ガーゼを当ててくださった。

さくら@とてもうれしい♪

「当分、消毒とリハビリに通ってください」と言っていただき、広く明るいリハビリ室で電気パッドと腰の牽引を受ける。

とにかく、何があろうと、早期治癒!
治りたい!
治ろう!
治る! 


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