♪ 「第１２回さようなら原発３・１１集会ｉｎ名張」が開かれ、 毎日新聞に意義深い震災記事が載った

３月１１日（土）　　　　晴

午後から市内の武道館で、『第12回さようなら原発３・１１集会ｉｎ名張』が開かれ、意義深い催しの途中まで参加させていただいた。

実行委員長の角谷英明さんは、昭和２０年大阪府生まれの陶芸家。

父上は、茶の湯釜師で重要無形文化財保持者（人間国宝）の角谷一圭師で、長兄が一子相伝の業を継がれ、三男の英明さんは、大学卒業後切磋琢磨の末に、名張市に築窯された。

第３０回日本伝統工芸展入選（以後１３回）▽大阪工芸展受賞（現在無鑑査）▽東海伝統工芸展最高賞（日本工芸会賞）受賞▽東海伝統工芸展最高賞（日本工芸会賞）受賞ほか、赫々たる成果は枚挙にいとまがない。

さくら♪は、その優美で凛とした青白磁に惚れ込んで、「先生、４０万円ご用意させていただきます。どうぞ、四国八十八か所の第２６番龍頭山金剛頂寺さんにお納めする『がん封じ乃椿』の顕彰碑を焼いてくださいませ」と膝詰め談判の末引き受けていただき、青白磁に白の象嵌で文字を焼き込んで、優雅な顕彰碑が完成し、以後毎年、お寺に奉納旅を繰り返した。

第六番温泉山安楽寺のご住職・畠田秀峰師の優しさに感じ入り、お風呂場に菜の花遍路の癒しの陶額を奉納させていただいたことと併せて「金つなぎの会創設５周年記念事業」（平成１１年）と位置づけ、総力を挙げて取り組んだ。

『金つなぎ (e-net.or.jp)』ＨＰに残る、下記の「５周年事業の内容」を読み返すと、心が打ち震え体に熱いものがほとばしる。

平成11年に会創設5周年を迎えた私たちは、1年がかりで四国88か所の第6番温泉山安楽寺 の湯殿に「癒しの陶額」を、また、第26番龍頭山金剛頂寺の、病んでなお元気に繁るがん 封じ乃椿には「がん封じ乃椿の顕彰碑」を、それぞれ奉納させて頂き、逝かれた病友がたの鎮 魂を祈り、併せて、大病の予後を養う病友がたの安寧を願い、もって会創設５周年記念事 業としてきたのでした。

この非力な患者会に大事業を完遂させてくださったのは、ひとえにご厚志・ご厚情をお寄 せくださった皆様がたのおかげ。ほんとうに、ありがとうございました。

私たちがお納めした両寺の陶額と陶板は、御寺を巡拝されるお遍路の皆様の信仰の対象 として大切にされているとのこと。また、新刊のガイドブックにも掲載されて、広範な皆様 の心の拠り処として親しまれていることも併せ考え、私たちもほんとうに、うれしく有り難 く、また誇り高く思っております。

話が横道に逸れた。

今年は、２０１４年に福井地裁裁判長として、関西電力大飯原発３，４号機の運転差し止め判決を出した元裁判官・樋口英明さんを描いたドキュメンタリー映画「原発をとめた裁判長　そして原発をとめる農家たち」を上映。 被災地で希望の灯を掲げ、新たな【農】に取り組むお若い農家の方々に「頑張って！」とエールを贈った。

発足当初から依頼を受けて、さくら♪も呼びかけ人の一人に任じられているけれど、客人のアテンドもあり、地震発生時刻の午後２時４６分に全員で黙とうを捧げた後、已む無く退席させていただいた。

１２年の長きにわたって、原発ＮＯを発信続けられた角谷さんと事務局長の浜本孝江さんの不屈の闘志に、心からの拍手を送りつつ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

毎日新聞奈良支局の村瀬達男さん（元名張支局長）から、「明日１０日（金）の毎日新聞朝刊１０面【記者の目】欄で、村瀬が『東日本大震災被災地に通った１２年』と題して震災ボランティアの体験ルポを書きます。顔写真入りで、全国版なので、最寄りのコンビニで買って読めます。ご興味があれば、ぜひ！ 」とのＬＩＮＥメールが送られていた。

震災発生の翌月から１２年間に、福島、宮城、岩手の各県に、通算２１回計８０日、長期有給休暇を取ってボランティア活動をして来られた実際と、そこから見えてきた課題を、判りやすく問題提起しておられる。

Ｎｅｔでも読めるので、有料記事ではありますが、ご一覧を。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

村瀬さんの記事を読んでいる美代ちゃんの姿が、「どちらの親父さんでしょうかぁ？笑笑」、「エレガント美代子ですぅ」、「エレガント美代子さんがオッサンのフリして競馬新聞を読んでいる写真（笑）、感動しましたよ」などと、バズって行く様に、さくら♪も笑笑。