「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

セイルタワーin佐世保で垣間見た戦争の側面

2013年11月09日 | 海上自衛隊
しばらくブログの更新が滞っていて、ごめんなさ~い!


ちょっと、PCの調子が悪くて、なかなか更新ができませんでした。


…その間何してたかというと、


佐世保の町をぶ~らぶらしてました。(1日だけですけど)


と、いうよりも、セイル・タワーにほぼほぼいましたけどね。


そこは何かと言いますと、


海上自衛隊の資料館です!







7階建てのタワーですね。


結構キレイです


もちろん、無料。


ここの見学の仕方は、


まず7階まで上がって、1階づつ降りていくという方法。


なので、エレベーターで、7階へ。


ここは、展望階でもあるので見晴らしがいいので、


ひょっとして「いせ」が見えるんじゃないかと期待しましたが、


ちーん…でした




見えない…


7階とか中途半端な階じゃなく、


もう少し高くしてくれて、


展望レストランとか作ってくれてばよかったのに…。


この7階にあるのはシアターのみ。


時間繰りで、海自関連の映像が流れています。


とりあえず、中に入ると、


なぜかわかんないけど、バガボンドタッチな坂本竜馬が、


「おまんらもなかなかやるのぅ~」とか言っている。


どうやらテーマ別に、海自の使命とか任務を、


坂本竜馬が、上から目線でナビゲートしている模様。


映像自体はよくできていました。


クオリティ高いですね


この動画は、海自の公式HPにリンクが貼ってありますので、


こちらからご覧下さい~。


かっこいいですよ~


しばらくここで映像を見て、下の階へと降りました。


そこから、展示物が始まります。


もちろん、海軍の歴史、成り立ちから始まります。


様々な展示物を見ながら、下へと降りていくのですが、


何階だったか忘れましたが、


日露戦争のモニターがありました。


個人的にはこれが一番おもしろかった!


何が面白かったかと言うと、


日露戦争の背景では、


金融機関が蠢いていたことが、


きちんと触れられてあったからです(←金融ネタ大好き


ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、


2008年世界の金融経済を揺るがすこととなった、


あの、リーマン・ショック…


このリーマン・ブラザーズというユダヤ系投資会社は、


この日露戦争で、我が大日本帝国に出資し、


日本が大国ロシアとの戦争に勝利したことで、多額の資金回収に成功し、


一気に巨大投資会社に成り上がったのです。


早い話が、大日本帝国に投資した事が成功したわけです。


この時、この戦争の背後では、もちろん、


リーマンブラザーズだけでなく、さまざまな投機筋が蠢いていました。


「戦争は最大のビジネス」


という言葉をご存知でしょうか?


戦争とは、投資家にとっては、


最大の投資効果を得られる投資対象であることを、的確に表現した言葉です。


この本質が分かると、


なぜ、アメリカがあんなにも戦争を起こしたがっているのかがよく分かります。


日本人にとっては、


戦争は、国力を疲弊させ、国が貧しくなるもの、だという認識がありますよね?


だから、戦争が儲かる、と言われてもピンと来ないと思います。





少し歴史をお話しましょう。


戦争でお金儲け…それも莫大な資産を築くことができることに気付いた人物は、


ユダヤ人の銀行家である、ネイサン・ロスチャイルドでした。


このロスチャイルド、という名前は聞いたことがある人は多いと思います。


ワイン好きな人は、シャトー・ムートン・ロートシルトという名品から、


ロートシルトという名の方がピンと来るかもしれませんね。


この2つは、英語読みか、ドイツ語読みかの違いだけです。


ロスチャイルドは、


世界史上でも有数の有名な戦争


「ワーテルローの戦い」において、初めて戦争で大儲けをした投資家といえます。


その詳細については、コチラをご覧下さい。


戦争が儲かる、というと不思議に思われるかもしれませんが、


日本が、戦後の焼け野原から、


わずかな期間で高度経済成長を迎えることができたのは、


明らかに、朝鮮戦争が関係しています。


戦争特需ですね。


つまり、戦争は、当事者でないものが最も利益を得る、最大のビジネスなのです。


大勢の兵士や民間人が苦しみながら死んでいくのを、高みの見物をしながら、


投資家と軍需産業と協力者である政治家だけが莫大な利益を手に入れている…


これが、戦争の実態といっても過言ではないでしょう。


戦争は「起こる」のではなく「起こされる」ものなのです。


極めて、恣意的に…。






セイル・タワーの日露戦争のモニターは、


海軍・海自の資料館としては珍しく「金融」についてふれてあり、


非常に貴重で珍しいと思いました。


普段、あまりこういうモニターは、じっくり見ないのですが、


日露戦争の艦対戦のイメージが見られそうでしたので、


ちょっと食いついてみたのですが、


思わぬ内容で期待以上でした。


海軍資料館でこういう内容に食いつく人間ってあんまりいないと思いますがね(笑)


そのあとは、一人、海上自衛隊クイズなんぞをやって、


てつのくじら館に引き続き、またしても全問正解を逃し、


ちょっぴり悔しい思いをしつつ、1Fの売店へ。


前日、あまぎりにお邪魔したので、あまぎりのピンバッチを購入しよう!


と思ったからです。


ピンバッチがどうしても自力で見つけられなかったので、


売店のおばちゃんに声をかけて探していただきました。


「あまぎりって佐世保にいたかしら~?」


と言われたので、


「はい、いますよ(笑)…先日行ってきたばかりですので(笑)」


というと


「あら~、そうなんですね。しょっちゅう移動するから、もうわからなくなって…」


と。


なかなかかわいくて上品なおばさん


お会計の時、11時に小積んである小雑誌が目に入った。


「あ!艦艇集だ!」


先日、中学時代の先生が、購入されたとのブログ記事を見て、欲しい~と思っていたモノ。


しかも、表紙は「いせ」(正確には後にひゅうが、手前に大きくいせ)じゃん


手にとってパラパラしていると、おばちゃんが、


「それ、一冊持っておくといいですよ~」


と絶妙なお声がけ(笑)


っていうか、いせが表紙なんだもん、買わない理由はないわけで(笑)


「ですよね!買います!」


そしたら、今度はその艦艇集の足元に、


自衛隊専用栄養ドリンク、


元気バッチリⅡ





これは即買い!(笑)


もう日1つ、お茶のペットボトルも購入。


「整列休め」(笑)


ラベル、迷彩だと思いきや、ヘリとか戦車、艦のシルエットでした


って事で、下記をお買い上げ♪





ピンバッチを入れた袋に押してある、


錨と桜のスタンプがめっちゃかわいい~~~~


これらを手に、


ほくほくでこのあと、佐世保バーガーを食べに行ったのは、


14:30くらいでした~(笑)






自衛官とのゆるやかな会のブログを立ち上げました
↓↓↓↓
ゆる会ブログ


ゆる会ネタonlyブログです♪














初の「きり型」訪問~あまぎりにお邪魔しました♪~

2013年11月04日 | 海上自衛隊
ちょうど佐世保に行く予定があったので、


あまぎりにお邪魔しました♪




全体像が位置関係で取れなかったので、


Wikiから引用させて頂きました。


この日、列車遅延により、駅までお迎えに来てくださった


整備長さんと、水測さん(だったかな?)を、


20分近くお待たせしてしまいました


す、すみません…。


駅で合流し次第、バタバタ車で岸壁に向いました


…っていうか、はるゆきの時もそうだったけど、


この「駅までお出迎え」めっちゃうれしい~~~


海自さんったら、なんてなんて紳士なの~と毎度思う瞬間…。


ちなみに、陸自と空自の方とは待ち合わせしたことがないから、


知らないだけで、


彼らが「しない」というわけではありませんので、悪しからず…。


さて、


あまぎりクンは、いつもなら、倉島岸壁で


いつもお世話になっている、はるゆきクンのお隣さん♪


なんですが、今回ははるゆきはDDHが普段いる方に停泊していたので、


お隣さんがちがいました。


…えっと、お隣誰だったけ?(笑)


私が遊びに行きたい!って言ったわりに、


電車は遅れるわ、予定が早まるわで


時間が30分くらいしかとれなかったので、バタバタ…。


そうそう、はるゆきが停泊している方には、


今回、呉からいせが来ていましたぁ~


倉島岸壁からは、いせのかわいいお尻しか見えませんでしたが、


でも、いせが見れてよかったです


そして、


この日は祝日でしたので、


満艦飾初めて見た~満艦飾


か~わ~いい~っていうと、


「かわいいですか?(笑)」


といぶかしげに言われましたが、


絶対、国旗よりかわいいって思う


ほらっっ




この日は、夜は電飾はなかったのですが、


満艦飾が見られてうれしかった~


と、満艦飾にばかり喜んでいるヒマはなくて、


護衛艦に乗った時の私のミッション、それは、


溺者クンレポートです(笑)


と、言うわけで、少ない時間なので、思い切って切り出しました。


「あのぅ~、溺者人形ってどこにあるんですか?(笑)」


「溺者人形ですか??」


と不思議な顔。(←そりゃそうだ)


「あ、あのですね~。この前ブログで、はるゆきの溺者の事を書いて以来、

 最近、溺者が静かなブームなんですよ~


というと、ここで、整備長さん爆笑。


「溺者ですか???笑」


「そうです。溺者を見ればその艦の品格が分かる、ということで

 静かなブームなんです


「(笑いながら)…ちょっと待ってください」


と近くの船員さんに、整備長さん、聞きに行ってくださった♪


そして、案内された場所で上を見上げると…





いた!!!横たわってる!!


私の頭上で横たわっています(笑)


ちょっと、私ははしごで上がる勇気がない。


「降ろしますか?」


「いやいやいやそこまでして頂かなくて結構です大丈夫です」


というと、整備長さん、


軽やかにはしごを上って撮影してくださいました


や、やさしい~


ありがとうございますぅぅ


では、その溺者・あまぎりクンがこちらです。


顔が書いてある~~~~(笑)


ちょっと消えかかってるけど、顔が書いてあります(ぷぷぷ…)


にしても、横たわっている状態って、なんかコワイ…。


はるゆきクンは座ってたなぁ。


あ、このブログで、護衛艦の溺者クンを募集しよっかな。


各イベントで護衛艦見学をされた方、どしどしお写真を送ってくださいね~(笑)


お待ちしています


レアな溺者くん、ちょっとUPできないような溺者くん(←むしろこういうのが笑)


いろいろ楽しみにしています







さて、溺者・あまぎりくんと面会したあとは、


士官室で、当直の船務長と、整備長さんと水測さんと


おしゃべりして来ました~


で、出していただいたコーヒーカップ見てください





やはり、錨と桜でございますとも


もー、これだけでテンションだだ上がり


そして、お話をさせて頂いた、船務長さんが、これまた妙に陽気で楽しい方でした~


はるゆきでも船務長さんにとってもお世話になっているし、


あまぎりでもたまたま船務長さんが当直の日に行くなんて、


ま~、なんか船務長という仕事の方に妙に縁があるんでしょうかね~(笑)


こちらの砲雷長さんが元いせの砲雷長さんだったということで、


僭越ながら、私の記事をお持ちし、


みんなで見つつ、いろんなお話をしました。


私「実は私、初めて乗った護衛艦が、いせなんです…(笑)」


整備長「えっ?!それはダメですよ~~~!!!あれに最初に乗っちゃうと~ちょっと…」


私「…って、必ず言われますね…。別に私は気にしてないですけど(笑)」


整備長「いや~、あれはぁ~最後ですよ~…」


私「そうですかねぇ...]


船務長「そういえば、いせ来てますよ、今日」


私「はい!さっきみました。おしりだけ見ました


船務長「『いせ』って、士官室にちょっとした色んなものが飾ってあるんですよね~」


私「なにがあるんですか?」


船務長「ちょっと、マニアックな話になりますけど、かわぐちかいじの『ジパング』ってまんがが
    
    ありますよね」


私「はい!ありますね。大好きです!(←誰も聞いてない


船務長「あれに出てくるイージス艦のみらいといせが艦番号が一緒ってことで、かわぐちかいじが、

    描いた絵があるんですよ」


なんとマジで


っていうか、いせの士官室だって3回行っているはずなのに、


よりによって、かわぐちかいじの絵に気づかないなんて、私、一生の不覚…。


うそーんって感じでした


これは見たい!!!


…とまぁ、こんなことから、


いろんな護衛艦の話まで、正味30分ほどでしたが、


短いながらも、楽しい時間を過ごさせていた来ました。


おいとまする直前、


まもなく日没だったので、満艦飾を降ろす指示?を仰ぐ無線?が聞こえ、


船務長さんが指示を出されました。


「せっかくなので、旗を降ろす所を見ていきますか?」


と仰ってくださったのですが、


残念ながら、面会者は日没前に出なければならないキマリ…。


なので、夕日を背にした護衛艦を見ながら、


倉島岸壁を後にしました♪


今度は、ゆっくり行きたいなぁ~


あまぎりの皆さま、


ほんとうにありがとうございました





























自衛隊記念日から見えてくる日本の憂鬱

2013年11月02日 | 国を憂う
昨日11月1日は、自衛隊記念日でした。


防衛庁、および自衛隊の創立に基づいて1966年に制定された記念日です。


本来は「防衛庁設置法」「自衛隊法」が施行された1954年7月1日になりますが、


自衛隊の出動が増えうると予想される夏(台風や大雨)から秋にかけては、


記念行事・式典を行うのはちょっと・・・と、この時期を避けて


この日を記念日としたらしいです。


ちなみに、この日に合わせて中央観閲式が3年に一度、陸海空が持ち回りで開催されますね。


今年は陸上自衛隊の中央観閲式が朝霞駐屯地で行われました。


・・・ということをご存知の国民は、どのくらいいるのだろうと、思わずにはいられません。


国を守ってくれている自衛隊が創立された日なので、


もう少し国民が意識を向けてもよい日だと思うのですが・・・。





幸いにして、


今の安倍首相は、自衛隊に理解がある方なので、


内閣府がきちんと、SNSやLineを使って、今日は自衛隊記念日ですよ、と流してくれました。


YouTubeに動画まで作ってUPしてありましたね。


まぁ、これは、安倍首相の支持者は、保守系が多く自衛隊支持者も多いことから、


戦略的に行っているのだとは思いますが、


プロパガンダであれなんであれ、


国防に務めている自衛隊を正当に評価し、慰労する姿勢を国家元首が持つ、


ということは必要なことで、至極真っ当な行為だと考えます。


と、いうのも、いちいちこんな当たり前のことに


「ありがとうございます」


と言わねばならないほど、この3年間はひどい国家元首が日本に君臨していたわけです。


言わずと知れた民主党政権時代の首相ですね。


その中でも、いや、古今東西においても類を見ない暗愚な元首が、


菅直人でしょう。


理由を上げるとキリがありませんが、


此奴は、観閲式直前まで、


自分が自衛隊の最高司令官であることを知らなかったんだそうです。


いやいやいやいや・・・


そんなこと、一般国民でも知っていますが(笑)


そんな人間が一時にしろ、最高司令官として頭上にいた自衛隊の皆様には


ご同情申し上げるより他にありません。


以前も触れましたが、


シビリアンコントロールというモノには疑問を感じます。


これは、常に文官が武官よりも正しい判断ができる、


ということを前提にしているように感じるからです。


・・・さて、上記の如き輩が、最高司令官として君臨している場合、


有事の際に、如何程のまともな判断ができることやら?


武力を保有している機関(面倒な言い回し・・・)の抑止力、


と言うけども、


抑止力ではなく阻害でしかないと思う次第です。


過去においては、自衛隊違憲を唱える社会党の村山富市が首相になったこともありました。


現場の過酷な環境で国防に務めてる自衛隊を、


労うどころか、最高司令官が否定している、


などという馬鹿げた状況が起こりうるのは、


世界広しといえども、日本だけでしょう。


信念は、何を持つかは人それぞれの自由だと思いますが、


しかし、広範囲の大多数の人間に大きな責任を持っている人間に、


それは許されないのではないでしょうか?


その考えを持っているなら、首相としてふさわしくない、


という判断はあってしかるべきだと考えますが。


ただ、日本という国は、


首相がどれだけ無能・暗愚でも、


国民の生活に大きな変化は全くないのです。


それが、日本における政治家の必要性が感じられない所以でもあります。


そんなのが上にいたら、有事の際は邪魔なだけでしょうに。


おそらく彼らは、自分の判断一つに、大勢の国民の命がかかっている、


ということすら理解できていないのではないかと感じます。


翻って自衛隊は、


自分の命にかえてでも、国民を可能な限り守ろうとします。


例えば、こんな話もあります。(以下「いい話コピペ保管庫」からの転記)

1999年11月22日午後、航空自衛隊入間基地所属のT33型ジェット練習機が入間川河川敷に墜落しました。その際、東京電力の高圧送電線を切断し、東 京・埼玉の約80万世帯で停電となりました。電線切断による停電は都市のもろさの再認識となり、マスコミの論調は私の知る限り「税金の無駄使い」的な、冷 淡なものであったと思います。

ところが私の属する「フォーラム」で別な観点の紹介がありました。

当日のニュースステーションで(私は普段テレビをほとんど見ず、この番組も見ていませんが)国際コンサルタントの岡本さんという人が出演しており事故のお詫びをする防衛庁長官の画像についてコメントを求められ、

「私の事務所でも停電のためにコンピュータが止まり、大いに迷惑はしているが、今の報道を見ると、脱出用パラシュートも開かぬままとなっており、脱出の チャンスを失ってまで、住宅地への墜落を回避した可能性が高い。であれば、パイロットの行為は人間の尊厳に満ちたものであり、にも関わらず、まず、この行 為に対して、長官が哀悼の意を表しなかったとすれば、ご遺族の方々は、何と思うだろうか、誠に遺憾である」

と語ったそうです。(実際には防衛庁長官は会見で、亡くなったパイロットへの、哀悼の意を表したそうです。報道の編集作業の恐さですね。報道には必ず「誤 報」があります。意図したもの、せぬものがあるでしょう。しかしそれ以上に恐ろしいのは「編集」です。簡単には「強調」と「省略」です。)

又、別なフォーラムでこのような会話がありました。

「ベテランのお二人は、最低安全高度については熟知されていた筈ですから、二人とも『自分が助かるため』に脱出装置を使われたとは思えないのですが」
「自衛隊パイロットへのインタビュー記事でしたか、こんな記述を読んだことがあります。もし住宅密集地の上空でエマージェンシーに遭遇したら、どうするのかとの質問に対するパイロット氏の答え、
『被害を最小限にとどめるため、最後まで操縦を続ける覚悟はあります』
と言い切った上で、
『ただ、最後の瞬間に、わずかでも時間があれば、脱出装置は作動させます。そうしないと、脱出装置を整備した整備員に、要らぬ心配をかけますから』
とのことでした。」 

産経新聞2000.8.3朝刊から「自衛隊半世紀」と題する特集記事が始まっており、プロローグとしてこの事故が取り上げられています。その冒頭で、

なぜ、航空自衛隊のパイロットは「ベイル・アウト(緊急脱出)」を二回叫んだのだろうか。

と、記しています。「パイロットはベイル・アウトを通報した後、十三秒後にもう一回、同じ言葉を叫んでいた。」

この十三秒は、正に上記の
『被害を最小限にとどめるため、最後まで操縦を続ける覚悟はあります』
に合致します。そして、
『ただ、最後の瞬間に、わずかでも時間があれば、脱出装置は作動させます。そうしないと、脱出装置を整備した整備員に、要らぬ心配をかけますから』を、完璧に実現しています。



いかがでしょう?


私は、自衛官を知るにつけ、


統制される側とする側に違和感を感じずにはいられないのです。


こういうことを言うと、すぐに、戦前の軍部独裁体制を是とするのか?


といきり立つ人もいるでしょうけど、そうではありません。


シビリアンコントロールとやらの必要性に疑問があるだけです。


まぁ、それ以前に、


憲法改正という課題がありますけどね。


自衛隊を国防軍にしてしまえば、文民統制の必要性はさらに必要と言われるでしょうけど・・・。


それでも、現状の政治家たちによってであるなら、


文民統制の必要性は本当に意味がないと思います。


そもそも、プロフェッショナルが、素人に判断を委ねればならないというのは、


組織上、異常なことです。


これは、このことだけでなく、多くの企業でも起こっていることですが、


この事態が組織を壊している元凶です。


いろいろ細かく言いたいことはありますが、


言い出すとキリがないので、いづれまた。





昨日の自衛隊記念日では、


海上自衛隊では、艦艇に昼間は満艦飾、夜は電灯艦飾をして祝意を表していました。


佐世保のはるゆきは、来年3月で引退なので、最後の電灯艦飾だったそうです。


残念ながら、手前のさわぎりに隠れてしまっていますが、


はるゆき最後の電灯艦飾の写真を、船務長さんから送っていただきました。



これから、自衛隊の皆さまに、少しでも理解ある人たちが増えてくれて、


活動しやすい環境となることをお祈りしています。