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きょうの潮流

2017-10-09 | コラム

「スニーカーで通勤をしよう」。スポーツ庁がこんなキャンペーンを始めました。低いスポーツ実施率や運動不足の改善のために、官民で連携して取り組むのだそうです▼歩く習慣を身につけ、1日「1000歩」(約10分)増やす。そこでスニーカー通勤のすすめです。ネット上では「革靴より動きやすいからいい」「スーツにスニーカーって致命的に合わない」など、賛否が相半ばしているのだとか▼今日は体育の日。これがスポーツ参加につながればとも思いますが、なんとも心もとない。同庁の世論調査では「週1日以上、スポーツする人」は目標の65%にたいし4割にすぎません。20代から40代の働き盛りが最も低い▼興味深いのはその理由です。「仕事や家事が忙しいから」が最も多く、3割を超えています。仕事に追われ、深夜残業、休日出勤、過労死が社会問題になる現実。「スポーツする暇もないよ」。そんな嘆きが聞こえてきます。その上、安倍内閣は過酷な働き方を助長する「働き方改革」を進めようとしているのですから▼「時間は人間の発達の場である」。カール・マルクスは労働時間の短縮を求め、それで生まれる自由な時間の大切さを説きました。スポーツすることも、その大事な「発達のための時間」です▼6年前につくられた「スポーツ基本法」。ここで初めて「スポーツは…人々の権利」と明記されました。スポーツがあたり前にできる暮らしのために。10日公示の総選挙は、そのことも問われています。


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